「なぜ当社に応募したのですか?」
「当社に応募した理由を教えてください」
「なぜ他社でなく当社なのですか?」
と志望動機は質問されます。
志望動機=「なぜその会社に応募したか、その理由」を語ることになります。
志望動機の作り方のポイント
1 Willの実現
→「〜をやりたい、こうしたい、将来〜でありたい」が御社で働くことでできるから
2 企業の特徴から出る魅力 and customへの魅力
3 Can(=自分の経験・キャリア) が 企業にとって利益になる・活かせる
も盛り込む
・志望動機 = 1+2+3 で作る
上の3つの論法を使うと、説得力をもった志望動機が作れます。
1・2・3は下でくわしく説明
志望動機を質問する目的
4つの目的でこの質問を行ないます。
・本当に入りたいと思っているのか
本当にウチの会社で働きたいと思っているのかを確かめる
→入社する本気度を知りたい
・この人のやりたいことがウチの会社に入ることでやれるのか?
→やれなければ、後から辞めたいとなるリスクがある
やりたいことがしっかりあれば、入社後も手を抜かず、成長する人材だと思える
・動機が確固として強ければ、辛いことがあっても耐えられるだろう
と考えます
・他社とのちがいをどれだけ分かっているか、企業研究をしてきたかを確認する
候補者のWill と 企業のWill がどれだけマッチしているかを見たいのです。
例
Uさん・Iさん・Wさんの候補者の3人がいたとします。
仕事の能力やスキルは3人とも大差がないとします。
選考で差をつけるのは『志望動機』の部分になります。
応募者が多いと、経験スキルの面では差をつけるのが難しく
それ以外の「志望動機」
→「どれくらい本気で当社で働きたいと思っているのか」
「どんな目的をもって、どのくらい当社とマッチするのか」
「新しい仕事にどれだけ真剣に取り組みたいのか」
それぞれの志望動機
Uさん サービスに魅力を感じた
Iさん 経営モットーに魅かれた
Wさん 将来は経営の深い所に関わり、コンサルタント的に経営者に助言できるようになりたいと考えて いる。営業のキャリアで、御社の○○の業務を究めることはその目標に近づく。
プラスして 風通しの良さと経営者と社員の距離が近いことにも魅力を感じた
上の3人の志望動機を比較した時に、1番説得力があるのは最後のWさんです。
面接では『意欲』の部分が最終的には見られ、合格と不合格を分けるようになります。
ですから志望動機を念入りに作ることは重要です。
1
簡単にいうと『御社に入社すれば、やりたいことができそうだ』と伝えることです。
今の会社ではやりたいことができない
↓
(志望動機)
御社ではやりたいことが実現できそう→だから御社に応募した、とつながります。
2
1だけだと「やりたいことは、他の会社でも実現できるんじゃない?」と突っ込まれると
弱くなります。
そこで補強するために、『魅力を感じた点・customが自分と相性が良い』
ことを伝えます。
・その企業の特徴から出てくる志望動機
とも言い換えることができます。
例
・アフリカやアジアの新興国に進出し社会貢献度の高い事業を行なっている、誇りをもって働きたい
・○○の商品に魅力を感じた。自分もそんなヒット商品を生み出したい。広めたい
3
さらに大事なことは、志望動機の中に
企業があなたを採用することにメリットを感じる
文言を盛り込むことです。
志望動機の作り方マニュアル
『私は これまでの○○(=自分のCan)を活かして
○○(=Will)したい or 将来はWill) でありたいと思っています。
御社の○○(事業・商品・社風・環境)で働けば、○○(=Will)が実現できると思い志望しました。
私がこれまで経験を積んだ、(Can )は、(企業のMust・Will) にも必ず役にたてると思います。
また御社の○○にも魅力を感じているのも応募した理由の1つです。
例
法人営業のキャリアを積みながら、将来は営業の立場から
新規事業の立ち上げをやれるようになりたいと思っています。
御社では新規事業のリリースも早く、スピード感をもってスマホの事業を立ち上げられたので
それができそうだと思い志望しました。
私がこれまで経験を積んだ『新規開拓の法人営業での実績・問題解決型の営業スキル』は求人の営業職の○○の仕事内容で○○が共通することから、必ず役に立つと思います。
また経営陣と社員の距離が近い環境にある点、
若手の抜擢も多くあり仕事を頑張ればどんどん任せてもらえる環境に魅力を感じました。
自分で誇りをもてる商材を営業したいと思ってましたが、御社の○○は業界内で評価が高く
自分も実際に使ってみて好きで、ぜひ営業したいと思って志望しました。
安易な志望動機はNG
転職のマニュアルにあるような浅い志望動機だと、他の候補者と差別化ができませんし
説得材料としては弱いです。
・御社の商品に憧れていた。ファンだった
→× 企業側:ファンだった会社に今さら中途で入る理由は?新卒の時に受けたの?イチ消費者としてこれからも利用をお願いします。自社であなたを雇うメリットが分からない
・『顧客第一主義の姿勢』に魅力を感じて
→× あなたにとっての顧客第一主義とは? そう突っ込まれて答えられなければアウトです。顧客第一主義に共感していて、自分の顧客に対しての考え方を熱く語れなければ、「マニュアルを見て喋ってるだけだな」と思われて終わりです。