転職理由の本音と建て前

面接で説明する転職理由と、自分の胸の内にあるそれは別です。

「本音と建て前」で使い分けるようにしましょう。

・仕事内容の不満
・給料が低い
・人間関係が悪い

の3つが転職理由の大半を占めます。

これらの理由をそのまま面接の質問への回答にぶつけてもほぼ9割合格することは難しいでしょう。

面接で「人間関係が悪いので」と答えても、

企業の面接官は「この人はうちの会社で人間関係が悪くなったら同じように辞めるのではないか?協調性がないのでは?」

「給料が低いのは理解はできるが、うちの会社が業績不振になってボーナスカット
をすれば、一目散に逃げ出すのではないか」

と心配するからです。


ネガティブな理由はあって当然


ネガティブな理由をまったく持っていけないか、というとそうではありません。
わざわざ今の会社を辞めたい、と考えるくらいですからネガティブな理由がない方が
おかしいです。

しかし本音の転職理由が「ネガティブな理由だけ」で転職をするのはちょっと危険です。

たしかに転職をすれば、悩みの大きなウェートを占める、ネガティブな理由は
消え去るでしょう。

しかし

・自分は本当はどういう方向性に進みたいのか
・働く中で何が優先順位が高いのか

が分かっていないと、応募する企業がずれたものになります。
ずれた企業に入ると、ちがう不満な点に目がいき、ちがうネガティブな悩みを抱えるでしょう。

「転職活動をしたい」という動機は、ネガティブな理由からのスタートでもかまいません。そこからどういう方向に向かえたら幸せなのか、自己分析を深くおこなう
きっかけにしましょう。


たとえば

「どうしても給料が低い現職から抜け出したい」そういう理由が
本音にあっても問題ありません。

場合によっては、そのまま「給料が低い」というのを伝えてもいいです。
ですがそれにプラスした「前向きな理由」が必要になります。


マイナスな転職理由       +    前向きな理由 
(言い方を工夫)        →発展

を面接では話すようにしましょう。


前向きな理由だけだと、ちょっと嘘くさく聞こえるのと
一貫性がつながらない可能性があるためです。


他にたとえば

「今は飲食店でアルバイトをしている、正社員とほぼ同じ仕事をしているのに
給料がちがう、保険や年金がきかない。だから正社員になりたいです」

と思っていたとします。

これをそのまま面接の転職理由にしてもダメです。
単なる今の仕事のグチを語っているにすぎません。

面接官は「アルバイトの自由な勤務時間、責任の低さなどのメリットを受けていただろう」と考えます。


ここでは前向きな理由として

仕事面でなぜ正社員を目指したいか、を考えてみます。

仕事内容や責任がバイトだと限られている、という点が不満だったとします。

そうすると、「バイトだと仕事の範囲が決まっており、
自分のアイデアが活かされない、もっとアイデアをだし自分を成長させたい。

責任がバイトだと限られているので、正社員になることで責任を今より負い
成長させたい」

ということをメインに打ち出して、それにプラスして「バイトだと不安定だ」ということを付け加えると

マイナスな理由 + 前向きな理由 

が合わさって、一貫性のある納得させられる理由となります。

このような転職理由を作るためにも、自己分析をしっかりおこなう必要があります。


なぜ企業は面接で転職理由を聞くのか


なぜ「会社を辞めたのか、今の会社に残らず転職をしたいのか」と
面接で必ず聞かれるのでしょうか?それは

・応募者が仕事にどんなスタンスを持っているか
・トラブルが起きた時にどんな姿勢で臨み、うまく対応ができるのか

を見ています。

そもそも何で会社を辞めたいのか、と面接で聞くのは仕事とはちがうプライベート
な領域だと思います。

なんで会社をやめようが、あなたには関係ないじゃん、だと思います。

ですがそれをわざわざ確認したいのは、企業にとって
新しい人材を雇うことはメリットになる反面、リスクを抱え込むことにつながるからです。

不満しかもっていない人間を雇ってしまうと、不満社員1人置くだけで
周りの社員にも悪影響を及ぼします。

もちろん、転職理由の本音、スタートがネガティブなものが占めるのはかまいません。


ネガティブな本音の転職理由

・仕事が合わない
・能力がなくついていけない
・評価されておらず、出世に限界

・経営方針に疑問

・ちがう仕事に興味をもっている

・残業が多い
・給料が少ない
・人間関係が悪い

ここだけを面接で語ってしまわないようにしましょう。

なぜかというと上の理由だけだと


・現実から逃げているだけ
・仕事への取り組みが甘い
・努力が足りない
・今の仕事の悩みの愚痴だけ

と面接で評価されてしまうからです。


考え方が固まっておらず、前向きな理由がないと
面接の不合格の理由が

「転職理由に一貫性がない、弱い」となります。

まったくこの部分を話さないか、


・改善をするために自分で働きかけたか
・将来設計ができているか
・目標があるのか

マイナスな転職理由 +  上の3つをからめて話すと
一貫性のある転職理由になります。

この3点が見つかるように、自己分析をして将来のプランを立てる必要があります。
今いる会社で改善できるように努力することも必要になります。