転職理由と志望動機

転職理由を語る際には、今の会社の「不満」だけをしゃべると、マイナスになります。

「残業が多いから」
「会社の方針についていけないから」
「会社で評価されないから」

不満をそのまましゃべると、面接官に

・うちの会社で同じことがおこるとまた辞めるのでは?
・どこの会社でも上司に評価されないこともあるし、業務が立て込んで残業が多くなることはあるだろう
・うちの会社でトラブルを起こすんじゃないか?
・不満をもつのではないか?

と懸念して、転職理由でマイナス評価をされます。

かといって、ちまたの転職マニュアルにあるように、「前向きな表現の一辺倒」も嘘くさいです。

面接官「なぜ転職しようと思ったのですか?」
        ↓
あなた「会社で転勤が頻繁にあるからです」
        ↓
面「なぜ当社を志望したのでしょうか?」
        ↓  
あ「○○の経験を積めると求人で分かったからです」

面「当社に転勤があるかないかは調べましたか?」
        ↓
あ「...調べてないから答えられない」

  終了

です。

転職理由が『転勤の多さ』ですから
自社に転勤があれば、また辞めてしまうだろう、と思われます。

応募者が調べてなかったら、そこでアウトです。「転勤がしたくないから転職をしたいのに、
転職先を選ぶのに、転勤の有無は確認していないのですか?」と突っ込まれると何も返答はできません。

「転勤をしたくない」という「転職の動機(きっかけ)」と、「なぜ転職したいか」という転職理由と、「なぜ当社を志望したのか」という志望動機は別々でなく、つながりがないといけません。

転職動機
    ↓
転職理由
    ↓
志望動機

上の例では、転職動機(転勤が多い)と志望動機(○○のキャリアを積みたい)
につながりがありません。

マイナスな転職理由はしゃべっていけないかというとそうではありません。

そもそも転職をしたいとわざわざ他社の面接を受けているのですから、マイナスな転職理由がまったくない、というのも「嘘くさく」聞こえます。

面接官も同じサラリーマンでストレスを抱えながら仕事をしています。「何か不満があるだろう?」と思ってるわけです。

そういう中で、「キャリアアップがしたい・目標をかなえたい」だけを語ると「本音が見えない」「決め手にかける」という理由で不合格にさせられます。

現職への「不満」は口にしてはいけないのでなく、前向きな表現に転換させれば問題ないです。

下の2つで、どっちが印象がいいと思いますでしょうか?

× 上司からの命令は絶対で、全部言われたとおりにやる環境が嫌だから

○ 自分で考え、積極的に提案していける職場で、どんどん挑戦していきたい


どちらも「上からトップダウンで決められるのが嫌だ」ということを表してます。

上は「不満だけ」をしゃべっただけです。転職したいと思った「動機」を語っただけに過ぎません。

下は、不満をなくした将来の姿に逆転させ、転職する「目的」に置き換えたものです。
下の方が面接官から見ると、前向きな印象をもてます。

下のように、時間を未来形にすれば、ポジティブな転職理由にすることができます。