会社都合の転職理由

1 前の会社への恨みや憎む気持ちを面接で話しすぎない

2 業績不振を他人事のように話し過ぎると、印象が悪い

3 たとえ業績不振でも「挽回するために何をしたか」かが問われる

4 リストラに負い目を感じても、きっぱり会社都合であることを伝え、前向きに自分のキャリアで貢献できることをアピールする


ことの4点も合わせて押さえておきましょう。

1は、あなたの不幸な現状には他人は同情はしても、それが即、「かわいそうだから採用しよう」とはならないことを理解しましょう。

あくまで中途採用は、あなたのキャリアが求人企業にとって役に立つか
採用をしたら利益を生み出してくれるかでしか判断されません。

あなたを採用すえば得をするか?しか見ていません。

面接の中で、10分間、リストラのこと、転職理由のことをのべる時間があったとしたら

それをリストラされた会社の業績悪化の理由や、どれだけ悪かったかに時間を欠いても
意味がありません。

過去にこだわり過ぎている、とイメージをもたれます。
昔のことをいつまでもくよくよ考えるネガティブな人間だと思われてしまい、
前向きな姿勢が伝わらないからです。前向きさがないと、企業で何かを生み出してくれそう、と思われません。

ですから退職理由を語りすぎないように注意しましょう。


2 3 

こちらも面接での印象が悪いです。

企業が倒産、業績不振でリストラしたのを、「○○の事業が縮小して、会社がその部門の社員をリストラをしました」という事実をのべるだけでは、
自分の会社、部門の出来事なのに、他人事のようにしか聞こえません。

シロアリ公務員のように、国という倒れそうな大きな木をむしばみ、木を倒す一員のようにしか見られません。

そうではなく、自分が所属する○○の事業を縮小していく中でも、あなたがどう挽回しようとしたか、その取り組みやスタンスを示す必要があります。


4は1〜3の悪い例をやらずに、4のスタンスで転職活動に臨んでください。

たとえばIT業界で、あるプロジェクトのマネージャーをしていたMさんが
いたとします。

転職理由としては

『自分は、スタッフとしてこのプロジェクトの中心として関わっていたが
会社が事業縮小を進めて、自分のプロジェクトが縮小の対象になった。

会社にはもうプロジェクトで関わる事業は完全撤退で、やることはない、とはっきり言われた。上司や上層部と話をして、自分はこのプロジェクトに情熱を傾けていたし、キャリアプランを考えるうえでも、アグレッシブに色んなことに挑戦できる環境にはないので
思いきって、早期退職制度に応募した。

同じような事業、プロジェクトを推進できそうな御社にチャレンジしたいと思った』


のように退職理由と前向きなスタンスをのべると印象がいいでしょう。


会社都合でもらえるお金は2つある


・早期退職での割増退職金
・解雇予告手当 

のお金をもらえます。

解雇予告手当とは、社長から「クビだ」と言われたら、
そこから1か月分の給料を「解雇予告手当」としてもらえます。

ブラック企業で、この手当を出さないでクビにする会社でしたら
このお金をもらえるように交渉するのも1つです。

さらにリストラを会社都合でおこなう場合は、普通の退職金にプラスした
割増退職金ももらえます。


会社都合やリストラは不利なのか


転職する理由が、会社都合(リストラ・クビ)にだったとしたら

「会社から切られた」とマイナスな感情を引きずりがちです。

「なぜ今まで一生懸命働いてきたのに」と

あなたは会社の経営方針の悪さや経営を悪化させたのは上層部の責任なのにと
恨む気持ちや、リストラを言い渡した上司を憎む気持ちで
いっぱいだと思います。

家族や住宅ローンを抱えながらの状況だと焦りも出るでしょう。

しかし会社都合での転職を1つの契機として捉えて前向きにいきましょう。

問題の多い会社から離れられて新しいスタートを切ることができて幸運だ、
と考えてください。


・1  リストラ 会社都合は転職で不利なのか?


→必ずしも不利ではありません。

・昔の会社都合・リストラのイメージが少し変わったためです


・2 面接官はリストラ応募者の何を見るか

→ リストラされた理由が

 ・応募者に理由があるリストラか(その社員が使えないダメだったからか)

 ・業績不振など応募者本人にはどうしようもない理由なのか


を確認します。

さらにたとえ業績不振が理由でも、自分の会社が業績不振になった際に
同じようにリストラするような社員ではないか、とシビアに判断します。



○1

リストラが日本で始まった1990年代前半は
リストラ=使えない社員、余剰人員の口減らし、という傾向が強かったです。

しかし今はイメージが少し変わりました。

「リストラをしようと早期退職を会社で呼びかけたら
優秀な人から先に出て行った」「会社に残り続けたのは、ダメな社員だった」

という話もあります。

たばこを作る「JT」の例のように、

最高益を出す優良企業でさえ、将来そのビジネスが儲からなくなる
のが分かると、黒字企業でさえリストラをしています。

さらに、業績不振で倒産寸前の会社であれば、もう優秀な社員か、使えない社員か
関係なくバッサリ大量に人員削減をしてしまうからです。

シャープの例のように

大量に人員削減をすれば、その中に優秀な人材がまぎれていることを企業は知っています。


ですからただちに会社都合の退職=ネガティブな転職ではないことを
理解しましょう。


○2は、お荷物社員だったか、そうではないかをチェックします。


さらにリストラでマイナスな感情を引きずり過ぎたまま、転職活動をおこなうのは
企業の面接でデメリットがあります。

ただでさえ、企業の倒産、リストラで会社を辞める人間は、暗いイメージを
持たれがちです。陰気な雰囲気で面接を受けたとしても、「この人が来たら、うちの企業まで暗くなる」と思われて印象が悪くなります。


会社に辞めさせられたあなたに面接官は同情はするにせよ、採用したいとまでは思いません。あくまで会社にとってプラスになる人材、利益を生み出す社員がほしいからです。


不幸にもリストラにあったが、面接では前向きで明るく笑顔であれば
「逆に逆境にも強い人間だ」、と良い評価をされます。