転職回数が多いと、面接の質問で必ずといっていいほど突っ込まれます。
『転職歴が多いですね。どうしてですか?』
年齢や勤続年数にもよりますが一般的には3回以上あると、面接官は
マイナスのイメージを持ちます。
2年以上勤務した会社が1つもなく、3回以上転職してると、企業は採用するのに懸念をもち
かなりハンディになります。
・入社してもすぐに辞めてしまうのでは?
・労働意欲が低いのでは?
・社内でトラブルメーカーなのでは
・ストレス耐性や粘り強さが足りないのでは
と懸念されます。そして面接官は上の質問をします。
書類で落とされたのでなく、面接まで呼ばれたのであれば
完全にアウトではなく、あなたの答え方次第で挽回が可能です。
○対策法
1 行き当たりばったりで転職してきてないことを伝える
2 一貫性のある理由を作れそうであれば伝える
3 止むをえない事情があった
ステップアップを目指した の理由でつくる
3 転職理由は『不満から逃げて』でなく、『新しいことに挑戦したい』を軸に作るのも1つ
4 経験した会社の中で一貫性の説明ができない会社は、悪いのを認め、反省してる点を素直に伝える
5 最後の転職にしたい。御社に骨をうずめるつもりと最大限にアピール
6 転職を重ねた結果の『スキル・能力』をアピール
それぞれの職場で身につけたことが、結果としてプラスになっていることをアピール
7 トラブルや不満があったことは言わない。『会社が悪い』と会社のせいにしない
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ポイントは上になります。
1.2
たとえ転職回数が多くとも、自分が叶えたい目標のために
転職を重ねてきたのならば、面接官は納得がしやすいです。
転職したのには意味があったことを面接で伝えます。
この質問のマイナスイメージを1番くつがえしやすいのは
『キャリアアップのために意図的に転職を繰り返した』という
一貫性のあるストーリを話せるかにあります。
3.6
『キャリアアップしてきた』という姿勢が見えれば転職歴が多くとも、一定の評価はされます。
経験してきた業種や仕事が違くても、そこに共通する何かの『軸』があり、
応募先へのアピールにつながるのであれば、理解してもらえるかもしれません。
お客さんが似ていたり、営業スタイルが同じなど。
転職歴が多い人は共通化する軸がないか、キャリアを見直してみましょう。
また「1社目の営業会社では、新規開拓の営業を2年半続け、2社目のIT会社のエンジニアとして
働いた経験の両方が、3社目の技術営業としてのキャリアに活きた」
といった言い方のように、転職を繰り返したからこそ身についたスキルを、逆にアピールする
のも1つです。
4
『今振り返ると、その時の決断は甘かった』と共通化できない会社・行き当たりばったりに
転職した会社は、いさぎよく素直に悪いのを認めましょう。
そこで終わりにせずに、「失敗から何を学んだか」ことを加えて伝えます。
5
応募先の企業への入社が最後であることを、最大限に伝えるようにしましょう。
禁煙してた人がタバコを隠れて吸っていたのを見つけられ、「もう繰り返さない、やりません」
と言うのと一緒です。
○ベンチャー企業・中小零細企業・外資系企業では評価されることも
上のタイプの企業の中には『1つの仕事だけでなく、複数の仕事を何でもやってもらわないと困る』
という会社があります。
逆に、複数の会社を渡り歩いて仕事をした経験が、活きることをアピールすれば
好意的に評価をもらえる場合もあります。
転職歴が多い人はこれらの求人を狙ってみるのも良いでしょう。
○報酬をアップさせたくて、転職を繰り返したは×
仕事に関連した目的にする
たとえ「給料アップをさせるために3社経験した」「休日を土日休みにしたくて転職した」
という本音の理由があったとしても、それを面接の場では喋らないようにしてください。
条件面を理由にするのでなく、仕事に関連させるようにしましょう。