転職のスペックとは

採用のポイントという話に関連して、「スペック」という言葉の解説をします。

「スペック」というのは転職業界で働く人の業界用語です。

「この求人スペックきついね〜」
「早い者勝ちです。これはスペックゆるゆるの求人ですよ」とエージェントの社員同士で話をしたりします。

スペックとは「求める条件」みたいな意味で使われます。

高スペック求人= 求められる条件が高い

低スペック求人= 低い

になります。

採用されるポイントでは「企業の求めるスペックの高さ」というのも関係してきます。


スペックの高さ・低さを決める要素

1 求人に求められるスキル

2 人物面の良さ

→この上の2つが重要

3 会社の「価値観やビジョン」が共有できるか

4 社風に合った人物か

5 会社の中でうまくやっていけそうかどうか

6 報酬などの条件面で折り合いがつくか

7 募集の背景を解決できる人材か

これにプラスして、「転職市場に1のスキルをもつ人がどれくらい流れているか」
というのを加味して決まります。(ここの話は今回省きます)


上の1〜7の各ポイント全部を「どのくらいの高さまでクリアした人材を求めるか」というのが企業によってちがいます。

その求人の転職市場にいる人材の人数の多い少ないを抜きにして考えて


たとえば上の1〜7の各ポイントを5点満点として、

求めるポイントが全部5点満点に近い人じゃないと
採用しない(→スペックきつい)という企業もあれば

「1番は3点で、他の2〜6のポイントは2点でもいいよ」(→スペックゆるい)

と前者にくらべて大幅に求める条件が低い企業もあります。

結婚相手でたとえると

・年収3000万円以上
・身長180センチ以上
・福山雅治似
・長男ではない
・浮気をしない
・私だけを見てくれる優しくて誠実な人

これらの条件を完璧に満たした人

こんな男いないだろう、というくらい「スペックが高い」です。

それにくらべて スペックが低い

・年収400万円以上
・優しくて誠実な人
・顔は清潔感があれば気にしない

共働きも大丈夫だから、年収400万円以下でも大丈夫
優しければ他の条件は譲ってもいい

という条件で年収や顔は下がってもいいということでしたら、対象の男性はかなり広いです。スペックが低い、となります。


このように企業がどこまで「求める条件の高さをどこまでクリアした人材を求めているのか」というのも採用されるかのポイントになるのを知っておきましょう。

求める基準が上がるほど、僕がいた転職エージェント業界では「高い難易度の求人」として採用がいつまでも決まらないので、嫌がられます(笑)。

たとえば転職活動をしていると時々あるのが

1のスキル面は求人の求める条件をちゃんとクリアしていて
他に4社から内定が出ているのに、1社だけなぜか不合格になった、ということでしたら

スペックがきつい求人で、1番のスキル面がOKでも
人物面、志望度の強さなど、その他のポイントも同じように高いレベルが求められていた
という可能性があります。

そのどこかが下回って落とされた、という不合格理由かもしれません。


逆にとにかく社員の頭数がほしい、会社が急成長中で営業職を早く採用しないと
会社がまわらないということですと、スペックはゆるくなります。

・「営業職であれば業界未経験も可」という条件で
・「人物面もやばそうな人でなければいい」
・「志望度も第一志望でなくてもいい」
・ある一定レベルをクリアしていれば内定は全員に出す

とゆるい状態になる可能性があります。

結果として採用されやすい求人になると思われます。