転職と数字

転職活動は、「自分のキャリアを企業に売り込む営業」です。

面接官に自分を雇うメリットを分かってもらえなければ、採用されないからです。

メリットを分かってもらうには、面接という場での説得や説明が必要になります。

メリットを素早く感じてもらう、20分や30分といった短い時間で、どういう成果を上げたか、をあらわすには、「数字」を使うことが大切です。



× 営業職で過去に取引があるお客さんを掘り起こし頑張りました  

○ 営業職で既存顧客のフォローを深くおこない、前年比130%に実績を伸ばしました。

パッと面接官が応募書類を見て、「すごい」と感じるのは後者だと思います。
短い時間で自分のすごさを理解してもらうには、数字を入れるのが早いです。

これは実績を数字であらわしやすい営業職だけでなく

・コスト削減の金額
・工数を少なくした
・作業時間を減らした
・クレームを○%減にした
・〜の取り組みにつながった

といった形で、営業職以外のエンジニアや管理系の職種にも作れる部分です。
効率化やコスト圧縮の取り組みでもアピールになります。


○注意点 数字を上げるために 『取り組んだ内容、考えやスタンス』も必ず準備する

どうしてその数字を作ることができたか、という根拠

になります。これを用意しておかないと、「この数字は盛っている。作り話だ」と思われます。

・なぜコスト削減、効率化ができたか
・なぜ売り上げを前年比でのばせたか

という内容まで考えておきましょう。

・どういう順番で
・具体的に何をしたのか
・なぜそもそも取り組もうと思ったのか
・エピソードの内容と起承転結

を明らかにしておきましょう。手間ですが、ここをやらないと
面接で突っ込まれた時に大変です。

面接官に

「3割増しにしたのはどうやったのですか?」
「なぜ工数の削減ができると思ったのですか?」と聞かれた時に
しどろもどろな返答であれば、「本当にやったのか?」とあやしまれます。

そもそも自分が行なった経験なら、スラスラとちゃんと答えられるからです。


実績がない時の作り方


営業や販売職以外の仕事、「総務や事務職」だとしたらどのように
職務の実績を数字であらわせばいいのでしょうか?

そもそもノルマがあるわけでないから、あらわせる仕事ではない

と思うかもしれません。しかしできます。やり方は

・増やしたこと
・減らしたこと

の2点を思い浮かべておこないます。

早く仕事を終わらせるために、減らしたこと
営業ノルマのような成績でなくていいので、その前にあるプロセスの数値をふやすために
おこなった施策でもかまいません。


営業事務の人であれば

取引先との受注管理のデータを、得意のエクセルのスキルで
入力が早くなるように改善、月末に整理で大変だったのを工数を大幅にへらし
3分の1の時間に減らした

派遣社員で働く営業事務の女性は頻繁に入れ替わり、部署ごとに教育をおこなって新人にメモをさせていたが、おなじ内容なので手間だった

大きくは部署ごとに業務内容はちがわないので、他の部署の営業事務のスタッフと協力し合い、自分が中心となり、派遣社員向けのマニュアルを作成して教育にかかる時間を、4分の1、減らした。


外食業界のスタッフであれば、周辺に新しいチェーン店ができ、客足が前より鈍りだした。
店は結果的に閉店となったが、リピート率向上のために、自分が企画して○○といったキャンペーンをおこなった。結果的にリピート率が7%伸びた。

総務であれば、社内の通信費削減のために、通信会社の料金の動向の情報は頻繁に見ていた。J社が良いサービスを出したのを知り、それを今契約しているU社に話して

J社と競わせて見積もりを出させた。結果として、6%の通信固定費の削減をおこなえた。


SEであれば、開発する方法を共有化することで、およそ○万円のコスト削減効果を
作った

といった具合に、数字であらわせるモノは様々にあります。

業務の振り返りで、1つずつの仕事で「こういう工夫をして数字をふやした(減らした)のはないか」とい視点で見ていくのも加えましょう。