同族会社転職

オーナー企業への転職のメリットとデメリットを説明します

簡単にいうと

・社長しだい(いい意味でも悪い意味でも)

になります。


オーナー企業とは、創業者が起業して社長をしている会社

もしくは

創業者一族が株の大半を所有して、一族の中から社長を出している会社です。

・前者では、ユニクロや楽天
・後者ではサントリー

が挙げられます。

特徴

・中長期のスパンでの経営ができる

・経営の方向性が定まっている、

・判断の意思決定が早い

があります。創業者が残っているか、代替わりしたかで
少し違いがありますが

オーナー系の企業は、オーナーである社長の力が大きいので、物事を推進する力が
強く働きやすいです。

「社長が右といったら、従業員はみんな右に進む」みたいな形です。

ユニクロの柳井さんが「英語を公用語化して社内は、英語で話す」といえば
それが嫌でも(笑)、みんなが英語で業務をしなくてはいけません。

中長期というのは、サントリーの例で考えます。

サントリーではビールも販売していますが
そのビール事業というのは、46年くらい赤字が続いていました。
お荷物事業だったのです。

ですが創業家の代々の社長が、長期間かかってもいいから育てる
という方針のもと、ビール事業をやめず、2008年には「プレミアムモルツ」のヒットで黒字化したのがニュースになりました。

このようにオーナー系の企業は、周りの雑音を気にせず
長いスパンに立って経営をする傾向にある、という特徴があります。

またオーナー系企業は、社長の責任が重いです。


サラリーマン社長ですと、任期が3年や4年と決まっているので
難しい経営判断や事業撤退は、「自分の後の社長に任せればいいや、自分が社長の間は波風なく過ごせればいい」と判断を後に遅れさせがちになります。

またサラリーマン社長の力は、オーナー系の企業にくらべれば低いので、
周りの役員や、利害関係者に遠慮して大胆な意思決定がしにくいです。

それにくらべると、オーナー企業は、株を100%に近い数字をもって、債務保証(銀行への借金)も社長がおっているので

会社がつぶれば、自分や一族みんなも破産してしまうので、責任は重いです。

その分、「変わらなくてはいけない」という意識も強く働きますので、
経営判断も大胆で、早いです。


デメリット

・オーナーの一族以外は社長になれないことがほとんど

・社長の方針、性格で社内の風土が決まる
(良くも悪くもそれが影響する)


僕は転職エージェント勤務でオーナー系企業はけっこう担当していました。
社風は、各社の社長の性格でかなりちがいましたね。

あるB社は、ある業界ではトップ3に数えられる企業で
その社長は1代でそこまで業績を伸ばした業界のカリスマみたいな人でした。

会社に何度か訪問した際に、従業員が社長に業務の報告をしているのを見たのですが

まるで軍隊のように(笑)、「〜でございます!」ときびきび歩いて直立不動で
緊張しながら報告していたのを覚えています。

この会社は働きにくそうだな〜、と思ってましたが、やはり案の定、
後で離職率がすごく高いことがわかりました。

ちがうオーナー系のG社は、創業から80年を超える企業で
社長は3代目で創業者の孫です。

規模はそんなに大きくない会社ですが、社長は従業員の意見をちゃんと聞く方で、
下の社員から意見を吸い上げて、ヒット商品を作ったりしていました。

社員の誕生日には必ずお祝いをするようで、全体的におっとりした社風でした。

一口にオーナー企業といっても、社風はけっこうちがいます。
社長や創業家が、働く従業員とどういうスタンスで付き合っているかでちがいます。
(どちらも創業家の意向が強いことは確かです)

また従業員として入社した場合は、社長になれる目はほとんどない、と考えていて
いいでしょう。

オーナー系で創業家以外でサラリーマンが社長についたのは

・武田薬品工業
・オムロン

の大手上場企業がありますが、これは例外だと思っていた方いいです。

特に規模が小さくなる非上場企業であれば、ほとんど息子や一族から
社長をつかせます。一般の社員が最高で上り詰めても取締役まで、というのがほとんどです。

転職を検討する際には、社長の性格や価値観、どんな社風なのかを確認して
それが自分に合うかどうかを慎重に見極めましょう。