古い会社の転職就職

老舗企業に転職する際のメリットやデメリットを解説します。

まず老舗企業とは

創業が50年以上(場合によっては80年〜100年くらい)で、
事業内容は戦後からあるような、古くからある業界(最近できたITやインターネット業界とちがう製造業や建設業界、卸売などといった意味、他にもあります)

になります。上場企業でもありますが、非上場のオーナー系の会社に多いです。

こういった老舗企業への転職に向く人は


・仕事内容ががっちり決まっており、その枠組みで働きたい
・アットホームな雰囲気で働きたい
・年配の社員もちゃんと立てられる
・自己主張はあまり強くない方だ

という人が向いています。

ベンチャーや成長企業とは、はっきりいって正反対な社風です。

どちらかの雰囲気の会社にどっぷりつかって働いて
それぞれに転職したとしたら、それは大変だろうと思います。

        転職
* 老舗企業  →  ベンチャー
        ←


あまりに社風がちがうので、最初は戸惑うことが多いと思います。
「合わない」と思う可能性も高いし、退職する人もいるだろうと思います。

それは僕自身が経験したからです。

僕の新卒で入社した1社目の会社は創業80年以上のメーカーで、上場はしていましたが
この雰囲気をかもし出していました。
また転職エージェントの時に担当した老舗企業も総じて雰囲気は似ていましたね。


メリット

・安定企業であることが多い。
 →急激に伸びることもないが、落ちることもない。つぶれない。
  無理をした経営をしないので、仕事もそんなに大変でない

・じっくり腰を落ち着けて働ける

・いい意味でまったり生ぬるい雰囲気

・離職率は低め。休日は多め


デメリット

・個人の意見やアイデアは通りにくい

・「オレがオレが」という我の強い人には合わない

・頑張っても出世や賃金は年功序列的に決まる

になります。

老舗企業の良さは、『いい意味で無理をしていない点』にあると
思います。

たとえば、反対にユニクロのように、充分にすごい儲かっているのに
「アパレル世界一、売上5兆円」と高らかにうたって、業務を拡大している企業もあります。

もちろん飽くなき成長を目指すのは、企業としては正しい姿ではありますが、
中で働くにとっては従業員は大変です。
過労やうつで問題になっている会社もあります。

スポンサーリンク


頑張ろうとするから大変になるわけで、「現状でいい」と今の業績を維持する、
もしくは少しずつの低い成長でもいいという形なら

中で働く従業員の残業時間や労働条件は、楽をできるわけです。
老舗企業は、企業のステージとしては安定期・成熟期に入った会社が多いです。

老舗企業だと業績が悪いというわけでなく、地域や特定の製品で高いシェアを
もっていて、安定して儲けるための仕組みが出来上がった企業があり、何十年と
黒字経営を続けていたりする会社もあります。


・仕事内容ががっちり決まっており、その枠組みで働きたい
  じっくり腰を落ち着けて働ける
・個人の意見やアイデアは通りにくい
・「オレがオレが」という我の強い人には合わない


老舗企業は、歴史が古く、長年の実績や、過去の社員が作り上げた経験があり、
すでに仕事のやり方や社内のルールが、がっちり決まっていたります。

またひとりごとの社員の役割や業務の区分けも決まっていやすいです。

そうすると仕事で、自分なりに工夫する点や、「ここをこう改善した方がいい、この部門はこうすれば?」という意見は、良いことを言っているのは確かですが、

「波風を立てる」だけかもしれません。

同じことを言ってるのに

ベンチャーだと 改善意識が高い
老舗企業だと  我が強い

と真逆に評価されるかもしれません。

ですが残業時間の少なさなどの、労働環境が比較的によく、仕事も決まった内容を
おこなえることから、安心してじっくり1社で落ち着いて働きたい、
という人には向いています。

・すでにあるルールを守りながら仕事をしたい、
・あまり自分でどうこうと考えたくないという人

にとっては、良い会社だと思います。


・アットホームな雰囲気で働きたい
・年配の社員もちゃんと立てられる
・自己主張はあまり強くない方だ
・頑張っても出世や賃金は年功序列的に決まる


老舗企業の雰囲気は、ドライかウエットかといわれれば後者です。
人間関係は家族的で、いい意味でまったりした社風です。

仕事もプライベートも含めてどっぷり会社の人と付き合うケースもあります。

社内での人間関係の良さ、が評価の1つになる率が
ベンチャーにくらべると高いですね。

年功序列的なので、年が自分の方が若くとも、年配の社員もちゃんと敬い、
立てないといけません。(たとえ能力が低いおっさんでも)

いい意味で、足の引っ張り合いが少ない、仲がイイ、ピリピリしていない
悪い意味で、なあなあ、事なかれ主義 

だと思います。

こういう老舗会社に僕は在籍していましたが、驚いたのは
おなじ社内の、上司の営業部長の身内で不幸があった時に、課長である僕の上司は
お客さんとの商談を途中で早く切り上げて(2件中の1件はキャンセルして)

部長の身内のお通夜に、我先にはせ参じた件がありました(笑)。
決してゴマすりのためという訳でもなく
営業部の他の部署の社員や部長や課長も遅れて来てました。

僕はこれでこの会社は退職しようと思いましたが(笑)

この例は極端ですが、考えようによっては、人間味にあふれる温かさ、ととらえることができると思います。

部長にとっては、身近な身内を亡くしたことは、精神的にかなりのショックを受けていた
わけですから。その時に同僚がいてくれたら心強いですよね。
老舗企業は経営に体力がありますから、こういうことが許されたりします。

ベンチャーに疲れた、という人はこっちの企業を目指してみるのも1つです。
ガツガツした成長企業にはない魅力があります。