仕事が忙しい割に、年収が低い業界のくくりです。
特徴は
・サービス業
・人材の替えが利きやすい
・業界全体の利益率が低い
になります。
利益が出にくくて、誰でもできる仕事なら年収は低めになるのは
いたし方ないと思います。
・外食
新規参入がしやすく、競合が多いので低価格路線になりがちです。
(牛丼3社の値下げ競争をみても分かるように)
また営業時間も帰宅時間が遅いサラリーマンを狙うと終電間際まで、
ファミレスにいたっては、24時間営業です。
「安くて利用しやすい」はお客さんにとっては便利ですが
そのしわ寄せは、全部、従業員にきます。
低価格にすれば利益率は悪化→給料をおさえる
営業時間が長くバイトが少なければ代わりに正社員が出勤
といったしわ寄せがきます
・小売り、流通
リアルな店舗でビジネスをおこなう流通・小売りはネットの通販に押されがちです。
自社商品がない百貨店や大手家電量販店の業績は悪化し続けています。
店舗スタッフ、販売員の仕事は総じて年収が低めです。
メガネスーパー 平均年収 321万円
クスリのアオキ 439万円
サマンサタバサ 320万円
・旅行
就職ランキングでは上位企業もありますが、給料低くて激務で有名です。
もとから薄利多売でやっています。
例 元手 8500円の航空券を、9200円で販売
添乗員で土日関係なくツアーに同行したり、任される仕事も山のようで残業時間も長いです。
一般人が相手の商売なのでクレームも多めです。
こちらもネットの普及で、インターネットで家にいながら予約ができ、工数を前よりも減らせるので
そもそも旅行屋さんのカウンターに行く必要もなくなっています。
中抜きのような現象でさらに、人員に余剰感が出てきます。
・介護
国の収入(税収)や医療制度に左右される業界です。介護報酬というのできっちりサービスごとの
報酬が決められています、さらに経営努力で黒字にしても、国が基準を下げれば、とたんに業績が悪くなります。やりたい人が少なく、老人が高齢化でどんどん増えるので、慢性的に人手不足が続きます。
結果、残業時間が多くなります。
日本医師会のような業界団体がない点もあります。
老人が増えて病院にかかる人が増えれば、その分、かかる全体の医療費も
上がります。方針として介護報酬ひいては介護業界で働く人の給料も抑えざるを得ません。