転職の優良企業探し方

転職先の候補で「優良企業」に行きたい、という方もいると思います。
見分け方や探し方を説明します。

そもそもこのサイトで定義する優良企業とは..


・倒産しにくい
・労働条件(残業やノルマなど)がゆるめ。楽できる
・給料は平均よりはいい。そこそこ高い
・応募者が少なめだから、受かりやすい

  ↓
つまり現実的な転職先としてねらい目のおいしい会社

という視点で解説します。

そもそも日本人の誰もが知っているトヨタやグーグルのような
超有名・優良企業というのは、一部のエリートしか転職が決まらないので
ここでは候補からはずします。


転職先としての優良企業の見分け方と基準


1 営業利益率が業界平均より高い、もしくは全産業で見て高い
  連続で黒字決算を出しつつけている

2 新規参入が少ない商品、製品でビジネスをしている

3 製品シェアが高い商品をもっている

4 産業として、将来長く続きそう

5 創業年数が長い、数十年ある

6 固定客がついている


これらのうちのすべてを満たしている必要はありません。

このうち1と2と4が大事です。5と3が次に大事くらいになります。


結論をいうと、「仕事がラクそうな、地味なキラリと光る中堅どころの製造業の
優良企業」を狙うのがおすすめです。


2 新規参入が少ない
4 産業として、将来長く続きそう

新規参入が少ない業種だと、会社の倒産リスクが減ります。

たとえばインターネット業界は成長産業です。
ですが、かかるコストが「サーバー代と人件費」くらいなので続々と新規参入者が
出ます。新しいサービスもどんどん生まれます。


ソーシャルゲームで人気があったグリーは、ひと頃は飛ぶ鳥落とす勢いで
好業績でした。しかしコンプガチャの問題やスマホのアプリでグリーほど課金されないで遊べる「パズドラ」をヒットさせた「ガンホー」の登場で人気が移りました。

それにしたがってグリーは一気に業績がおちて、リストラをするまでに至りました。


反対に新規参入が少ない業界では

たとえば「味噌業界」があります。

みそ汁に入れる味噌です。劇的にこれから味噌汁を飲む人が増えるわけではありませんが
日本では平安時代からずっと飲まれています。

マルコメ味噌がトップ企業です。味噌を作るのには樽に発酵させて1〜3年かかります。
安全に大量に作るのには、研究やノウハウがいるので、まったくゼロから事業をスタートさせるのは大変です。


その割に国内の市場規模は1500億円(ビールは2兆7千億円)で大きくなく大企業が参入しても、うま味が小さいので、業界地図を脅かすような新規参入はほぼないでしょう。

世界が日本食ブームとはいえ、味噌をわざわざ日本で普及させて
マルコメ味噌のシェアを奪う、という海外企業もほぼあらわれないと思います。

ですから派手に成長することはないですが、新規参入が少なく
スーパーの商品一覧から消えそうにないので、将来にも残りそうな商品です。
きわめて倒産リスクが小さいといえます。

日本人におなじみの「味噌」で説明しましたが、誰も知らないような工業製品や地味な分野で同じような例は山ほどあります。

どこで優良企業を探すのか?


知名度が低いが安定した経営をする優良企業はどうやって見つければいいのかを解説します。

次の情報ツールを使うと見つけやすいです。

○会社四季報 未上場版


○帝国データバンク
 東京商工リサーチ

企業の倒産情報で有名な会社です。上場・未上場の会社の信用情報、経営・財務データを片っ端から集めている会社です。有名、無名とわず大量の会社の登録があります。

新しい会社と取引をする際に、そこと付き合いを始めて大丈夫かどうかをここで確認して
からおこなったりします。

ネットだと1企業あたり数百円の料金がとられますが、大きめの図書館に行くと
分厚い都道府県別の帝国データの企業情報の本がだいたい置いています。
無料で見ることができます。



○ビジネス雑誌

ビジネス雑誌で取材を受けた会社を探すと、案外に優良企業が見つかります。
○○の分野で業界1位、元気な企業特集など、業績が落ちている不振企業より
成長企業や業績が良い所を紹介するからです。

全国版だと

日経ビジネス
日経TOPリーダー
東洋経済



他にも地方ごとにビジネス雑誌を出していたりします。

静岡ビジネスレポート
実業之横浜
仙台経済界
広島経済レポート
KTQ.BIZ
など


○地元の経済新聞、業界誌、業界新聞

電機、建設、食品といった特定の業界ごとの新聞や雑誌で取り上げられた企業
も出てくるかもしれません。

中部経済新聞
電波新聞
観光経済新聞
通販新聞


○Ullet経審

建築・不動産・設備・資材系の会社のデータベースのサイトです。
公共事業や役所からみのビジネスをやる際に、役所に経営データを提出する
必要があるのですが、それをベースにした検索サイトです。

全国で16万社のデータがあり各都道府県別に地元企業の売上のランキング、評価を見ることができます。


○転職エージェントの求人

手前味噌で恐縮ですが転職エージェント勤務時代には、僕は優良企業を意識して
新規の求人開拓をしていました。

なぜなら、創業がウン十年という小さめな優良企業は

・過去の内部留保が豊富で、現金をしこたま貯め込んでいる。
 手数料がかかる人材紹介のサービスを、社長にメリットを話せば使ってくれる率がそれなりに高い

・優良企業は離職率が低めなので、企業を紹介するエージェントとしても
 登録者に自信をもって紹介しやすい。登録者も途中で辞めにくい

というメリットがあったからです。

エージェントにたくさん数があるわけではないですが、ハローワーク、転職サイトのデータベースにはない優良企業の求人も開拓して登録されています。

こういう企業はほぼ非公開求人で、エージェントの中で隠し持っているのがほとんどです。(オープンにすると他のエージェントに見つかって荒らされるのを避けるため)

求人検索を自分でやって、1社でも多く見つけましょう。