ベンチャー転職

ベンチャー企業への転職を検討する方に、特徴を解説します。

○メリット

・一攫千金と高い地位を狙える
・経営者との距離が近い
・レベルの高い仕事、大きな責任が短期間で与えられる
・大手企業に比べて無駄な雑巾みたいな仕事が少ない、早く仕事を任せてもらえる


○デメリット

・ワンマンな経営者だと大変
・経営者しだいで会社が成長するかしないかが決まる
・社内のシステムが整っていない
・倒産のリスクが高い
・人の入れ替わりは多い。離職率は高め
・転職の場合は、結果が出せないといずらくなりやすい

○ベンチャー企業の転職が向く人

・若いうちに出世したい人
・労働時間より若いうちから仕事を任せてもらいたい人
・仕事とプライベートの比率で、仕事が圧倒的に高いと思える
・将来は起業したい
・細かいことを気にし過ぎない人


まずベンチャーといっても、成長ステージで細かく分けられます。

1 スタートアップ アーリーステージ  

 創業間もない、もしくは従業員10名以下
 売上1億円以下も珍しくない 1〜3億円

    ↓
2 軌道に乗り始めた段階

  従業員数10〜30名
  売上2〜5億円

    ↓
3 上場予備軍、成長企業と呼ばれる段階

  従業員数30〜100名
  売上5〜30億円

    ↓
4 上場ずみ、大企業とほぼ同じ売上、従業員数  

  従業員数 400名〜
  売上50億円〜2000億円


といった具合に大まかに分かれます。

上にあるほど、倒産リスクが高い、仕事も大変だが、成長すれば創業メンバーとして
おいしいことが待っている

下にいくほど、リスクが低いが、うま味も少ない

となります。

また1番と2番の段階では、まだ企業としては赤ちゃん、子供のようなステージなので
途中でつぶれたり、成長が止まり2番のままで足止め、というケースもあります。


4番は、楽天やサイバーエージェントやDeNAといった創業してまだ15年もたたないうちに、東証一部上場の大手クラスと肩を並べるくらいまで成長していた会社です。

昔はベンチャーだったので、気質や社風はベンチャーそのものだが、経営体制や
社内のシステムはかなり整っています。


すでに社会に出ている人で、転職でおススメなのは2番や3番の会社だと思います。

2番は起業当初のドタバタが終わって、ようやく事業が軌道に乗り始めた(乗った)段階です。売り上げをつくる商品やサービスができ、スタートアップの段階を抜け出したといえます。ヨチヨチ歩きの赤ちゃんの時期を終わり、企業として成りつようになったステージです。ここから新たに成長を目指します。


3番になるとさらに2番から成長を果たし、上場を目指す段階に入ります。
上場に向けて経理・財務や経営システム面での強化を狙った人材を
雇います。成長企業なので他の職種も人材の採用意欲は高いです。


1番のステージの会社は就職、転職にせよどちらも、リスクが高いです。

船でたとえると、作り立てのオンボロのいかだで、海を渡るようなイメージです。
うまくいけば、化ける可能性があります。

ですがその前までに沈没してしまう、いかだのまま船が大きくならない可能性もままあります。ベンチャーとして成長するかしないかはわからない段階です。

自分が経営者と同じ感覚で、仕事するくらいの気合が必要です。
1番の会社に転職するなら、自分で作ってしまった方が早い気がします。



新卒で就職にいくのでしたら、4番のステージにある会社がおススメです。

大企業と同じネームバリューをもち、それでいて社風はフラット、
業務の任せてもらえる度合いは、伝統的な大企業より断然早いです。


1番、2番の会社は4で修行を積んだ後に、充分に移籍できる、もしくは
自分で起業して作れます。わざわざ新卒で狙うのはもったいないです。

それぞれのメリットの詳細


1 一攫千金を狙える

1はもし運よく入社したベンチャー企業がどんどん成長していけば

創業メンバーとして評価され、社内で高い地位に就く可能性があります。

ベンチャーと大手企業で規模はちがえど

おなじ32歳で

・Fさん 執行役員 本部長 → ベンチャー勤務

・Hさん 主任      → 大手企業

と役職に差がつくことも普通にありえます。

老舗の大手は人材の層が厚く、年功序列的にポストを割り当てたりします。
当然、自分がおこなう仕事の幅もベンチャーで執行役員についているFさんの方が
レベルが高い可能性もありえます。

出世の速度はベンチャーの方が格段に速いです。

また普通は、古い社員にはストックオプションのように
株をもらえるので、上場をしてその会社の株を売れば、数千万円もしくはそれ以上
というお金が一気に入ってくるかもしれません。

グーグルの例

2 経営者との距離が近い

ベンチャーと大企業とでは、経営者との距離感が全然ちがいます。

僕自身の経験をお話すれば、1社目の大手メーカーにいた時は、社長と話したことは
1度もないですし、会ったのは入社式だけででした。
もうこうなると雲の上の人です。

反対に2社目では、社長と商談に行くこともありましたし、オフィスの廊下で
すれちがえば普通に冗談を言い合ったりする感じでした。

3社目のベンチャーでは、おなじ机のシマで仕事をしています(笑)

このように全然、経営者との距離感がちがいます。

経営者との距離が近いということは、

・自分の意見が反映されやすい

・経営つぶさに見ることができる、という点で勉強になる

というメリットがあります。


僕の新卒入社した会社は創業で100年を超える大手のメーカーにいました。
入社した当初は、たとえ営業職といえど、やるのは商談のための資料つくりや
上司と他の部門の根回しばかりで、ほとんど仕事は任せてもらえませんでした。

平均勤続年数が長いので、おっさんの社員も多いです。
長いスパンでとらえて従業員を育成しようとします。

高校野球ではないですが、1年目はボールひろい、2年目は○○、3年生はレギュラー
といったのと似たノリです。

これは創業年度が古い大手や老舗会社でも似たり寄ったりだと思います。
誰もがうらやむ総合商社や○○自動車といった老舗の有名企業、大手企業でもあまり変わらないと思います。

ベンチャーは

・人材の層が厚くないから、雑用からレベルの高い仕事まで
 幅広くやってもらえないと逆に困る

・社会に入ったらまずは雑巾がけから、という古い考え方が少ない

という理由からだと思います。

またベンチャーの方が、社内のルールや「こうやるべきだ」という前例もないので
自分の考えにもとづいて、自由にやれる環境があります。
(というかルールそのものがない場合も)