転職でつぶれなさそうな会社を見分けるのには
1 営業利益率
2 自己資本
3 何年続けて黒字を続けているか
の3点も頭に入れておきたい項目です。
1 営業利益率とは
利益 ÷ 売上 の割合です。
売上に占める利益の比率で、どれだけ効率的にお金儲けしているかが
わかります。
これが高い企業、業界平均にくらべて高いのも倒産しにくい優良企業です。
キーエンスという会社があります。工場で異常を検知したり、チェックをおこなう「センサー」という工業製品をつくるメーカーです。
売上は1650億円 営業利益は760億円で
営業利益率は46%あります。
これは製造業の中ではトップといっていいくらいの数字です。
自動車のホンダは
売上が9兆8千億円 営業利益は5400億円で
営業利益率は5.5%です。
ホンダにくらべて、キーエンスは規模は小さいですが
非常に儲かっているのが分かります。
儲かっていれば、リストラする必要性もなく、変なことさしなければ
つぶれる心配もないので優良企業といえます。
キーエンスは営業利益率が高く、平均年収も34歳で1340万円とすごい高いです。(その分で激務としても有名ですが)
自己資本とは、
会社にある全部のお金のうち
銀行などに返す必要のないお金(=過去の利益で貯め込んできたお金)
のことをいいます。
この金額が多い会社もつぶれにくいです。
例 2社の銀行口座のお金
A社 300億円 (銀行から借りたお金が30億円)
B社 2000億円 (借りたお金 1700億円)
の2社があったとしたら、A社の方がつぶれにくいです。
借金が少なく、貯金が多いので仮に業績が悪くなっても
今までの貯金(自己資本)で食いつなぐことができます。
家庭で考えたら、 Dさん 貯金300万円(借金なし)
Hさん 貯金600万円(借金500万円)
貯金が多いのはHさんですが、借金も多いので差し引き100万円です
失業してずっと仕事が決まらずにいても、差し引きのお金が多い
Dさんです。
会社もこれと同じです。
たとえばゲーム機器大手の任天堂があります。
任天堂はパズドラなどのスマホのゲームに押されて、業績が悪く2期連続で赤字を繰り返しています。
ですが、過去のゲーム機のヒットで儲けて貯め込んだお金がたんまりあります。
自己資本(会社の貯金)が8千億円も持っています。
赤字が2013年度は300億円なので、仮に赤字だとしても
8千億円の貯金から300億円を切り崩しても、まだまだたくさん
のお金が残っています。
このような余裕があるので、今のところ任天堂は派手なリストラはしていません。
安定して利益を出せているか、というのもつぶれない優良企業
を見分けるのに大切です。
とてつもないヒットを飛ばして、すごい利益が出たとしても
それが何年も続かなければ、経営はうまくいきません。
SNSのミクシーは数年前は業績が絶好調でしたが
2013年度は四半期で赤字になりました。
短い期間で好調→不調を経験しました。
そして追い出し部屋をもうけて過激なリストラもおこないました。
もちろん景気の波があるので、利益が思うように出せない年度もありますが、
「細く長く」でもいいので、安定して長い期間、利益を出し続けていれば
それだけ景気の波にも左右されず、たくましく安定して会社が存続している
、といえます。これも優良企業を見抜くのには良いポイントです。
安定した優良企業を見抜く上で大事なのは
創業してから何年たっているのか?というのも大切です。
安定を求めるならできれば30〜40年経っているのが望ましいです。
なぜかというと、会社を設立する、起業するのは
資本金がそろえば誰にでもできますが
長く続かせていくのは至難の技だからです。
創業してから3年事業を続けられる確率は約30%です。
会社ができて3年のうちに10社中で7社が倒産している計算です。
10年続けられるのは、さらに7%、20年にいたっては0.5%以下です。
200社あって20年以上生き残る会社というのは、1社だけという計算です。
それだけの数字なので、30年以上残っているというのは
ある意味すごい企業ともいえるでしょう。
さらにもう1つのポイントは
・創業オーナーの後に、社長の代替わりがうまくいったかどうか
という点です。
アップルのジョブスでも、マイクロソフトのビルゲイツでも
カリスマ的な創業者が社長であれば、業績は伸び続けるでしょう。
しかし創業者がいつまでも社長でいられるわけでなく、いつかは
後継者に道をゆずらないといけません。
その代替わりがうまくいかなければ、さらに長く存続できるかはわかりません。
楽天やサイバーエージェントなどの新興のネット企業も
創業者がいて急激に業績を伸ばしましたが、それが代替わりした時に
同じように発展していくかはわかりません。
反対に、2代目、3代目の社長になっても発展し続ける会社というのは
今後も安定して残り続ける可能性が高い、といえるでしょう。
固定客がついている、というのも優良企業を見抜くうえでの1つのポイントです。
決まったお得意さんがいれば、ガツガツ新規営業をかける必要もなく
御用聞きのように、訪問すればいいので営業としてはラクです。
また新しくお客さんを探さないと、やっていけないわけでなく
固定でお金が入ってくるので、業績も安定しやすいです。
これはシェアの高い工業製品のメーカーに多い例です。
1 営業利益率
2 自己資本
3 何年続けて黒字を続けているか
の3点も頭に入れておきたい項目です。
1 営業利益率とは
利益 ÷ 売上 の割合です。
売上に占める利益の比率で、どれだけ効率的にお金儲けしているかが
わかります。
これが高い企業、業界平均にくらべて高いのも倒産しにくい優良企業です。
キーエンスという会社があります。工場で異常を検知したり、チェックをおこなう「センサー」という工業製品をつくるメーカーです。
売上は1650億円 営業利益は760億円で
営業利益率は46%あります。
これは製造業の中ではトップといっていいくらいの数字です。
自動車のホンダは
売上が9兆8千億円 営業利益は5400億円で
営業利益率は5.5%です。
ホンダにくらべて、キーエンスは規模は小さいですが
非常に儲かっているのが分かります。
儲かっていれば、リストラする必要性もなく、変なことさしなければ
つぶれる心配もないので優良企業といえます。
キーエンスは営業利益率が高く、平均年収も34歳で1340万円とすごい高いです。(その分で激務としても有名ですが)
2 自己資本比率
自己資本とは、
会社にある全部のお金のうち
銀行などに返す必要のないお金(=過去の利益で貯め込んできたお金)
のことをいいます。
この金額が多い会社もつぶれにくいです。
例 2社の銀行口座のお金
A社 300億円 (銀行から借りたお金が30億円)
B社 2000億円 (借りたお金 1700億円)
の2社があったとしたら、A社の方がつぶれにくいです。
借金が少なく、貯金が多いので仮に業績が悪くなっても
今までの貯金(自己資本)で食いつなぐことができます。
家庭で考えたら、 Dさん 貯金300万円(借金なし)
Hさん 貯金600万円(借金500万円)
貯金が多いのはHさんですが、借金も多いので差し引き100万円です
失業してずっと仕事が決まらずにいても、差し引きのお金が多い
Dさんです。
会社もこれと同じです。
たとえばゲーム機器大手の任天堂があります。
任天堂はパズドラなどのスマホのゲームに押されて、業績が悪く2期連続で赤字を繰り返しています。
ですが、過去のゲーム機のヒットで儲けて貯め込んだお金がたんまりあります。
自己資本(会社の貯金)が8千億円も持っています。
赤字が2013年度は300億円なので、仮に赤字だとしても
8千億円の貯金から300億円を切り崩しても、まだまだたくさん
のお金が残っています。
このような余裕があるので、今のところ任天堂は派手なリストラはしていません。
3 黒字が続いているか
安定して利益を出せているか、というのもつぶれない優良企業
を見分けるのに大切です。
とてつもないヒットを飛ばして、すごい利益が出たとしても
それが何年も続かなければ、経営はうまくいきません。
SNSのミクシーは数年前は業績が絶好調でしたが
2013年度は四半期で赤字になりました。
短い期間で好調→不調を経験しました。
そして追い出し部屋をもうけて過激なリストラもおこないました。
もちろん景気の波があるので、利益が思うように出せない年度もありますが、
「細く長く」でもいいので、安定して長い期間、利益を出し続けていれば
それだけ景気の波にも左右されず、たくましく安定して会社が存続している
、といえます。これも優良企業を見抜くのには良いポイントです。
創業年数
安定した優良企業を見抜く上で大事なのは
創業してから何年たっているのか?というのも大切です。
安定を求めるならできれば30〜40年経っているのが望ましいです。
なぜかというと、会社を設立する、起業するのは
資本金がそろえば誰にでもできますが
長く続かせていくのは至難の技だからです。
創業してから3年事業を続けられる確率は約30%です。
会社ができて3年のうちに10社中で7社が倒産している計算です。
10年続けられるのは、さらに7%、20年にいたっては0.5%以下です。
200社あって20年以上生き残る会社というのは、1社だけという計算です。
それだけの数字なので、30年以上残っているというのは
ある意味すごい企業ともいえるでしょう。
さらにもう1つのポイントは
・創業オーナーの後に、社長の代替わりがうまくいったかどうか
という点です。
アップルのジョブスでも、マイクロソフトのビルゲイツでも
カリスマ的な創業者が社長であれば、業績は伸び続けるでしょう。
しかし創業者がいつまでも社長でいられるわけでなく、いつかは
後継者に道をゆずらないといけません。
その代替わりがうまくいかなければ、さらに長く存続できるかはわかりません。
楽天やサイバーエージェントなどの新興のネット企業も
創業者がいて急激に業績を伸ばしましたが、それが代替わりした時に
同じように発展していくかはわかりません。
反対に、2代目、3代目の社長になっても発展し続ける会社というのは
今後も安定して残り続ける可能性が高い、といえるでしょう。
固定客がついているか
固定客がついている、というのも優良企業を見抜くうえでの1つのポイントです。
決まったお得意さんがいれば、ガツガツ新規営業をかける必要もなく
御用聞きのように、訪問すればいいので営業としてはラクです。
また新しくお客さんを探さないと、やっていけないわけでなく
固定でお金が入ってくるので、業績も安定しやすいです。
これはシェアの高い工業製品のメーカーに多い例です。