「あなたの1番の実績は何ですか?」
「前の会社での実績は何ですか?」
と質問されます。
答え方のポイント
1 武勇伝、自慢話をするのではない
2 自慢にしないために達成させるまでの、結果とプロセスを具体的に語る
3 ない時→誰にも何かはある
事務系の職種など実績を説明しにくい仕事の人は、プロセスの面を中心に語り
問題解決力・改善力があることをアピールする
1
結果ばかりを喋りすぎると自慢話に聞こえます。
同期の中で1番早く課長になった、スピード出世をした
社長賞をもらった
売上シェアを3倍にした
といった結果を知りたいのではありません。
社内で出世した過程や評価を上げたことを詳しく説明することではありません。
実績は、「目標に対して、どんなプロセス・方法でそれを達成させたか」
を具体的に話す
→プロセス + 問題解決力 を加えます
さらに
・数字を用いて、具体的に話すようする
点を意識してください。
○実績を質問する目的
・実績を聞くことで、その人の総合力・仕事へのスタンス・特徴を探ろうとしています
・30代以降の中堅・高年齢の人に質問されることが多い
回答例
総務部で、事務用品の購入を担当していました。経費削減のプロジェクトがあり、営業マンごとの事務用品の利用状況を見える化して、使いすぎないよう意識づけを行ないました。また購入業者を5社の候補を選定し、提案を出してもらいました。1番コスト削減に貢献できる会社を選び、15%の事務費削減を行なうことができました。
・2
Y株式会社で、自動車の販売を行なっていました。6年連続で目標達成率が100%を超えておりました。
2年前には売上金額が社内トップで表彰をうけました。
私の営業スタイルは、お客さんにいかに自分の価値を感じてもらえるか、を意識しています。
聞き上手になり、お客さんの隠れたニーズを引き出すこと・リピートしてくださるお客さんを
最大限に増やす取り組みに力を入れておりました。
・3
経理部で財務諸表の提出を2週間、早める施策を実行したことです。関東近県にある全支店の報告書提出が遅れがちでした。経営陣からもこの点には不満があり、
遅くなっている原因を抽出し、1つずつ改善しました。
経理システムの変更の陣頭指揮をとったのと、各事業所を周り、他の社員に営業数字の提出を早めて
もらえるよう意見交換をしました。未収金の回収ルールと月次の報告の提出もやり方や基準が曖昧でした。
またこちらから押し付けるだけでなく、営業側からの不満も吸い上げ無駄な作業を減らし、協力をとりつけることができました。
全社的にコスト意識も高まり、利益をより多く目指すスタンスが醸成されました。
・4
飲食店舗のスタッフをしておりましたので、個人の実績はありませんでした。
しかし、お客様が気持ちよく来店してくださるように、店舗の清掃は念入りに行いました。
また元気よく挨拶する点、キビキビ動くことを心がけていました。