転職回数が多いと不利か

転職回数について、元エージェント営業の管理人が説明します。
履歴書を何千枚と見て書類選考やチェックをおこなった立場でお話しします。

何回までが許されるの?
多いと不利なのか?

これらはどうでしょうか

1 何回までが許されるかは企業ごとにちがう
  3社を超えてくると「多い」印象

2 多いのは不利なのか?

  →不利です
  →特に書類選考で

3 例外あり →次のページ

1 まず基本を解説します。

転職回数には明確なルールがあるわけではありません。

企業ごとに「多い・少ない」という定義がちがいます。
2回が多いのか、3回だと多いのかそれは求人企業でまちまちですね。

多いことが選考に影響するかの度合いも、求人を出す企業によってちがいます。
だから多いのは確かに不利なのですが、人生終わりくらいには考えないでください。


僕のエージェント勤務時代には企業から

「転職回数が多い人は、すぐやめそうだから1回までね」

と転職回数で制限を受けるオーダーを出されることもありました。

一方で「とりあえず、イイ人なら転職回数気にせずに出して」

と人事に言われたこともありますよ。


何社目からが転職回数は多め?


企業の書類選考を何百社とまじかで見た立場、エージェントの社内選考をした経験では
4回を超えて5社目にいく段階になると「多い」印象ですね。3社目でも多いなとは思います。(ただし下で説明する、年齢と在籍期間のバランスで例外あり)

新卒入社 1社目
  ↓
転職   2社目
  ↓
転職   3社目
  ↓
転職   4社目(今ココ)
  ↓



これも明確な理由はあまりありません。

書類選考は応募が多数であれば、まず履歴書・職務経歴書をダーッと確認して明らかにキャリアがちがう人、ダメな応募者をはじいていくのですが

4社目に入ってる人の履歴書は、パッと見で「うわたくさん移ってるな」という感じです。3社目でもちょっと多いな、とも感じてました。なぜだめかどうかと説明できるものでなく、案外パッと見の印象だったりします。


何で転職回数に制限を設けているの?


これも企業ごとで数学の公式のようにきっちりした理由はなく
さまざまです。

・過去の入社者で3回以上の人を採用を4人したが全員すぐやめたから
・社長の転職歴は2回までだから、それ以上はNG
・採用権限をもつ取締役が転職歴がある人間が嫌いだから初めて限定
・とにかく転職をたくさんするような応募者はダメ(偏見?)
 我慢が足りないと思ってる

・社長が7回あって、能力と回数は関係ないという考え方
 制限なしで理由がちゃんとしていれば別に気にしない

・5社歴の応募者を採用してみたら、会社のエースに育った
 そこから方針を変更して、社歴は気にせず、面接でとりあえず会ってみることにした

など例はほんと色々です。

採用決定者の経験や好み、過去の中途採用者の実績など、企業ごとに
さまざまな理由からルールを決めています。


どこで不利になるの?


・書類選考
・他者との比較が入った時

になります。

まず上で説明した通り、企業ががっちり社数に制限をもうけていた場合
例外的に、求人のキャリアにピッタシ合致する人でなければ

機械的に、転職回数できっぱりルールを設けていればそれだけで書類選考で落とします。
いくらその方が人物がよくて面接の印象が抜群によくても、その前までたどりつけないケースです。


女優やアイドルのオーディションの書類選考で
18歳〜22歳までの年齢での募集なのに、26歳の人が応募に来たみたいな話です。


あとは「他者比較」です。

面接でDさん、Yさん、Sさんの3人と面接をして、2人採用しないといけない
例を考えてみます。面接した結果

Sさんが優先順位1番で内定

DさんとYさんはどちらも甲乙つけがたい同じくらい

この時、どっちを採用しようか比較をするのですが(=他者比較)
色んな要素がからみますが

Dさん社歴3社  Yさんまだ1社目 だとしたら

転職回数が少ないYさんの方が辞めなさそうだから採用しよう
と理由の1つになったりします。


求人を出す企業はなぜ転職回数を気にするのか?


理由は

1.単純にすぐに辞めそうだから

2.つらいことに耐えられないでは?

3.不満を他人のせいにしやすいタイプなのでないか

と考えるからです。


1は容易に想像がつくと思います。

転職回数が多いと、辞めている頻度が目立ちますので「うちに入社してもまたすぐに辞めるのでは?」と思われてしまいます。


2は1社の在籍年数が短い、転職歴を重ねていると

仕事上の壁にぶつかった時、何か嫌なことがあると
本当はそこから逃げ出すために転職しているのではないか?
と思っているからです。


転職の面接で評価される要素の1つに、「仕事上の壁にぶつかった時、難しい局面で
どうそれを乗り越えたのか?」をアピールできるかという点も大事です。

それが在籍年数が短く、何度も転職を繰り返していると
壁を乗り越えられずに逃げたのではないか、と思われます。

壁を乗り越えた経験をアピールするにしても、短すぎると
説得力がありません。

年齢と社数のバランスにもよりますが、3年未満の転職を繰り返していると
そのように思われる可能性があります。


3は何か仕事でトラブルがあると、「自分のせいでなく、他人や環境のせいにする
タイプなのではないか?」と企業が疑問をもつからです。

転職回数が多いと、

「今の自分の状況が悪いのは、会社や上司が悪いからだ。だから転職をしよう」
とするタイプなのではと思ってしまうのです。

やむを得ない事情があれば、その疑問は打ち消せますが、
ポンポンと会社を移っている印象を持たれれば、不満をもちやすく、それを他人のせいにし過ぎる性格なのではないか、と思われます。