転職面接のエピソード系の質問

転職面接でエピソードを語ることのメリットを前ページで解説しました。
実はエピソードはこちらからアピールしなくとも、面接官から質問されます。

「成功体験はありますか?」
「失敗談を教えてください」

といった転職での定番質問です。

実はこれは仕事での具体的なエピソードを話してもらいたから聞いています。


○聞かれるタイミング

転職面接の流れの

・履歴書・職務経歴書からキャリア確認

でよく質問されます


○どんな質問で?

・成功体験、成長を感じた場面はどこですか?

・失敗した経験、失敗談はありますか?

・本気で取り組んだ仕事は何ですか?

・達成感・やりがいを感じた仕事は?

・ストレスや辛かった時はありますか?

・チームワークを発揮して乗り切った体験はありますか?



○なぜエピソードを質問するのか

面接時間は限られているので、職務経歴の全てを確認する時間はありません。

ランダムに職務経歴の中から選び出し質問し、エピソードを語ってもらうことで

・経歴が嘘でなく信憑性があるのか

・どの程度取り組んだのかというレベルを知りたい
 (本人がいくら頑張ったと思っても、自社の職務レベルより低いのを見分ける

・どこまで仕事ができそうか、求人の仕事を任せても大丈夫か

・ストレス耐性のチェック、辛いことがあった時に逃げ出さないか

・成長したいという意欲を感じ取れるか

を見分けようとします。


○深く突っ込まれる

上の質問をされた後に、そのエピソードを深く突っ込むことで
応募者の能力と価値観を浮き彫りにしようとします。


「なぜ?」
「どんな?」
「具体的に」

の3つの質問で突っ込まれます。

『なぜ』で「きっかけや理由」
『どんな・具体的に』で「事例を細かく確認」します

1つのエピソードを切り取って、深く突っ込みながら
下の『ポイントの置き方』にある項目を、聞き取ろうとしているのです。


例 あなた「社内で営業成績が去年1位になった」
        ↓
  面接官「なぜ1位になれたのですか?具体的にどんな工夫をしたのですか?」
        ↓
  あなた「〜」
        ↓
  面接官「何を学び取りましたか?」

ここまで丁寧に質問してくれない場合は、下の項目を参考にして
自分で起承転結を作り、語ってください。

○対策

よく出るエピソード系の質問の対策として、自己分析で下の場面のエピソードを
用意しておきましょう

・失敗体験 (1)

・成功体験  (2)

・仕事で工夫した経験 (3)

・仕事で意識していること (4)

・ストレスがかかった経験、辛かった経験 (5)

・うれしかった経験・変化を生み出した経験 (6)


○ポイントの置き方

エピソードを作る際には、以下のポイントに軸をおいて作ると説得力が
あるものが出来ます。

*下のカッコ(1)などの数字は、上の対策と連動しています。


・なぜそれを始めようと思ったか?(きっかけ)(3)(4)

・何をしたか、どんな役割だったか (1)〜(6)

・どんな成果が出たか(2)以外

・どんな気づき・何を学んだか・教訓を得たか(1)〜(6)

・どんな成長ができたか (1)〜(6)

・どんな点が大変だったか、どう乗り越えたか (1)(2)(4)

・経験を通して何を今後していきたいと思うのか (1)〜(6)

・どこを改善、工夫しようとしたか、なぜそこに着目したのか (1)〜(6)

・どこが良く、どこが悪いと感じたか (1)〜(6)


エピソードの作り方の2つ目

もっと簡単に作る方法です。

○転職面接のエピソード作りのやり方2

・意識 → 理由 → 行動 → 結果 → 成長(学習)

の順番でエピソードを作ることです。


・意識 → 「こんな風に仕事をすればよくなるんじゃないか」という工夫した点・アイデア

・理由 → なぜその工夫した点を行なおうとしたのかの理由    

・行動 → その意識を自分の毎日の仕事でどうやってきたか

・結果 → 行動したことで、成功した点・失敗した点

・成長 → どう成長したのか・何を学んだのか

この流れでエピソードを作ることで、「目的意識をもって考えながら働けるタイプだ」と
高評価をもらえます。


例  家具の営業職の例

意識  お客様が話すように仕向けていた。自分はなるべく話さない。肯定する

理由  お客さんが商品にどんな印象を持つかは千差万別だから
    最初に自分が発言して、お客さんの考えを否定すると悪印象だから

行動  来店されたら、雑談の後に「お客さまは、この家具を見て、どういう風に使いたいですか?」
    とまずはお客様の意見を聞くことからスタート

    たとえ間違った考えでも、否定せずに、うなずき肯定した

結果  
    営業成績が15%アップした。リピート客で「私を指名したい」というお客さんが
    同じ店舗内で1位になった

    前より、お客さんが色々話してくれるようなった。
    お客さんの深いニーズを探れるようになった

成長  お客様のニーズを探ることが何より大事だと知った。否定して正しい意見を言うのは
    正解かもしれないが、敵対関係になる。お客さんと営業マンが「仲間」になることが大切だ
    と知った

こんな感じでエピソードを作っていきます。


○やり方3 →  5W2H1R

エピソード作りを行なうのに、よく使われる5W1Hを使うのも役立ちます。
それに1つのHとRをプラスした5W2H1Rも参考にしてください


When         いつ

Where        どこで

Who         誰を 誰に 誰が

What         どんな

Why         なぜ 目的

How         どのように

How much How many  いくら(値段) 何人

Result        結果は?


○心がけや意識したことを伝えるのが、逆効果になることも

・エピソードがあなたのウリと重なるのか

という点も意識してください。

例えば

見るからに「大人しそうな営業職の男性」が面接で、『自分が意識している点』を

「積極的に明るく笑顔で営業します」と伝えても、見た目のイメージとアピールしたい点に
ギャップがあり過ぎるので、面接官に伝わらず不合格の原因になります。

この人は上司に「積極的に明るく営業しろ」と怒られていたから、
「意識していた」のです。面接で「できていないこと→注意されたから意識していた」点をアピールしても受かりません。