転職面接のゴール

転職面接での基本となるスタンスを説明します。



以下の4つのキーワードを意識してください。


1 面接は、「企業が求めるmustにしぼってアピールする場所」


いくら立派な経験を積んでいようと、「自分勝手な」アピールでは中途採用の面接では
合格しません。企業が求めるほしいと思う経験にしぼってアピールしてください。

ちがう例で説明します。

今日の昼ごはんに何を食べようか?と考えるTさんがいたとします。

あるTさんは、「昨日の夜は脂っこい焼肉を食べたから、胃がもたれてるから
あっさりな料理で少なめの量にしよう」と思いました。


弁当屋のあなたが、「中華のミシュランシェフが作る
550円でエビの量が1.5倍のエビチリ定食がおススメですよ。ご飯も大盛りが無料です」

とアピールされても、見た目が脂がギトギトで、がっつり系の弁当は
今日はそういう気分でないのですから、Tさんは買いたいと思わないでしょう。

一方で「食塩おさえめで、有機野菜とあさりの雑炊が今日はおすすめです」と
ちがう弁当屋が掛け声をあげていたら、2つの中から選べと言われれば、
思わず買ってしまうと思います。

何かを売りたいと思ったら、相手のニーズに合うかどうかを考えるでしょう。
今日、弁当をTさんに買わせたいなら、Tさんのニーズを探るでしょう。

面接も同じです。企業のニーズを探り、それに合うように、自分のcanをアピールしないと
いけません。

転職の面接になると、なぜかこれができない人が多いです。
自分が自信のある経験という視点でしかアピールしない人が多いです。

面接は「自分=商品」を売るセールスのために訪問した、と考えてください


企業が求めるニーズ(企業のmust・will)にそって商品(=自分)を
アピール(あなたのcanの自己PR)すれば、「買いたい=採用したい」となります。

まずはここを理解してください。


○企業のwill
 must

→企業のmust = 求人で募集した仕事が任せられるキャリア・能力を有しているか

 企業のwill = 将来的な伸びしろを感じさせるか、成長しそうか
      こんな人材になってほしいという将来像に適合するか


○あなたのcan = これまでに身につけた経験・キャリア・スキル

(1)の部分の重なり→ 企業のmustとの合致

 面接では企業の must に合っている人材ですよ

 私のこういうキャリアが募集内容と合い、任せても大丈夫で、仕事ができますよ
 と自らの業務経験をアピールする」


○あなたのwants(=will) = 自分がやりたいこと
              どんな職場で何をやりたいか


 (2)の重なり

    企業選びの段階では『自分のやりたいこと・目指す方向性』に合致するか

    面接では、企業のwillとの合致→
    私がやりたいこと、御社と私の将来こうなりたいという理想像が合っています
    ということをアピールする


○あなたのmust

転職でゆずれない条件・優先順位が高いポイント

   例 自動車の設計をやりたい、土日は必ず休み、年収50万円アップなど

 →最終面接の後で、内定を勝ち取ってから合っているかを、細かく聞くようにする



○あなたと企業のcharacterの一致

 →企業の社風・職場環境・人間関係のスタイル(ドライor日本的)・価値観
  が合っていますよ、とアピールする


2 面接は「すり合わせの場」

あなたの希望と企業の希望が一致するか、を確かめ合う場所です。

あなたの求めるmustがかなえられそうな職場なのか。

『企業が採用者にこういう人材になってほしい、と思う→企業のwill』が

『あなたのこうなりたい、というwill』

がお互いに合うかどうかを確かめる場でもあります。