転職面接のエピソード

クイズです。あながた転職先の面接官になったつもりで
下の5パターンでアピールする人の中で誰を1番、管理職として採用したいのか選んでください。


(1)私はリーダーシップがあります

(2)私は課長をやってます。

(3)私は、マネジメントを教えるコンサル会社を作りたいと思っています。

(4)私は課長ですが、部下が壁にぶつかった時は、飲みに誘って「どうしたんだ?」と聞きます。
   親身に相談に乗ります。会社を辞めた部下とも今も仲がいいです。

(5)私は管理能力で会社の賞をとりました。

1〜5までマネジメント能力があることをアピールしています。
誰を採用したいと思うでしょうか?

この人の上司になる立場でなく、あくまで他部署で、同僚になると仮定した場合です。
4番を選ぶと思います。

4番だけが「応募者の人柄が伝わるエピソード」が入っています。
「この人、いい上司なんだろうな」と思ってもらえます。

転職の面接だと、「○○の実績がある。」「○○ができます」といった
とかく自分を大きく見せようとしてしまいがちです。

資格や「○○で1位になった」といった実績もアピールしがちです。

面接官は、みんな上のようなアピールされた場合に、実績だけで比べるのは
似たりよったりなので、選びにくいです。

Cさん「会社の営業成績で全国1位になった」

Dさん「会社の営業ランキングで首都圏で1位です」

全国1位と首都圏1位で、全国の方がすごそうですが、会社のランクもあるので一概には
言えませんし、正直どのくらいの差があるのかCさん・Dさんどっちがいいのか分かりません。


こういうアピールだけなら、他の応募者と差別化しにくいです。

また面接官は、実際にその仕事をしたのか分からないのですから
「本当にこんな実績出したのかよ?」と疑いの目をもたれる場合もあります。

それより大切なのは、「一緒に働きたいと思ってもらえるのか」という点です。

辞めた部下とその後も付き合いがあるということは、慕われる人望が厚いタイプなんだなと好感をもたれます。

複数の候補者がいて、キャリアや実績がどっちも同じくらいなら

「どちらと一緒に働きたいと思うか?」という点で採用が決まるケースもあります。

エピソードを伝えることで、そう思ってもらえる可能性が高まります。


クイズの2つ目


企業が「風通しが良い社風」であることを1〜5番でアピールしています。
どれが1番に信用ができそうでしょうか?


(1)当社はムチャクチャ風通しが良い雰囲気です。すごい良いですよ。

(2)当社は関東で1番風通しが良い雰囲気ですよ。取引先もそういいます。

(3)当社は職場の下の社員の意見が反映されやすいんですよ。ありえないくらいですよ。

(4)当社は、平社員でも、会議で社長が間違ってたら、平気で社長を批判して意見します。
   ときには社長が話に置いてかれて社員同士で激論になり、社長は嬉しそうに見てます。
   風通しがいいですからね。

(5)当社はとんでもなく風通しがいいと思います。私が見てきた中でトップですね。


4番だと思います。他は「ムチャクチャ」や「とんでもなく」など、表現を大げさにした
修飾語がくっついただけです。

4番は具体的なエピソードを使っています。「会議で役職関係なく社長に批判する」と「風通しが良い」ということをエピソードで語っています。

他の選択肢を見ると、「本当に風通しがいい社風なのかな?」と嘘くさく聞こえると思います。

4番のように事例が入っていないから、このように感じるのです。

転職の面接もこれと同じです。志望動機や強みを語る時に

「御社のホームページを見て〜」
「経営理念にすごく共感しました」


だけでは、薄っぺらく『中身がない』と思われます。自分がなぜ思うかの
エピソードを入れていません。

転職の面接では「エピソード」を用いて、アピールすることが大切です。
具体例をまじえながら、面接で語ることで「話の真実さ」が増します。

理由

・エピソードはねつ造しにくく、話を信じやすくなる。
 (いい意味で)心理学やセールスで人を信用させるには「エピソード」を語るのは常套手段

→テレビの健康食品やダイエットの通販番組で、健康食品を飲んで健康になった人が出てきたり
 太ってた人が痩せた!という人物が出てきたりしますよね。
 それも同じく「エピソード」の紹介で、信頼を得ようとしているのです。