転職エージェント大手と中小

前の2つのページをふまえて、大手と中小の転職エージェントを
さらに比較します。

             大手              中小


求人数          多い               少ない
         マッチした仕事を見つけやすい   独自案件をもつ会社も


転職実績         多い               少ない


業界・職種の幅      広い              狭い・特化


担当制      アドバイザー・企業担当の分業制   1人でアドバイザーと企業担当を兼任


社員の年齢      20代・30代の社員が中心     30代以降の中堅


さらに転職者へのサービスのちがいを比較します


(1)登録者に求人情報を送るサービス


大手 ・数万件単位の求人数を抱えるので、登録者1人当たりに案内できる求人数が多い

   ・業界や職種を問わず幅広く求人を取り揃えている

    大手の方が、業界特化型(IT・経理など)のエージェントより
    その分野(ITならIT特化型より)の求人数そのものが多いことも

   ・案件の送付数で勝負できるので、1つずつのマッチングの精度がゆるくなることも
    (ドカンとまとまった数の案内がくるなど)

   ・案件頼みで1つずつの求人情報のきめ細かさが足りない場合も
    マッチした仕事を大量に送り、好きな所を選んでね、という傾向


中小 大手と比べて求人数がかなり少ない。キャリアが弱い人だとすぐに受けられる
   求人がなくなる。

   ある程度の数の会社をうけて、内定が出る中レベル〜低レベル
   のキャリアの人には不向き。

   そこをカバーするために親身さをウリにする傾向がある


(2)情報提供・サポート面


大手 面接講座で転職ノウハウを学んでもらったり
   特定の業界のセミナーを開催して業界知識をつけられる

   成約実績が中小エージェントに比べて圧倒的に多いので、入社者の生の情報
   企業内部の情報、どのくらいのキャリアであれば合格できるかのラインをつかみやすい


中小 登録者数が少ないので、1人にかける時間が多くなり、キャリアコンサルティング
   の深い話をしてくれたり、面倒見がいいエージェントもある

   入社実績が少ないので、そこにもとづいたアドバイスは受けにくい

   アドバイザーとの2回目以上の面談は中小の方がとりやすい
   (大手は効率優先なので、何度も会ってくれない可能性も)


(3)アドバイザー 

大手 
   ベテランアドバイザーだと、豊富な転職の成功実績や
   求人件数が多いことからの相場観が分かり、いいアドバイスをもらえる可能性

   登録者を広告を使って大々的に集めているため、中小に比べて 
   利用者集めに苦労していない

   サービスレベルが整ってはいるが、アドバイザー1人当たりが
   受けもつ登録者は中小に比べて多く、効率の優先(内定が出やすい人)
   キャリアが弱い登録者だと親身になってもらえないことも

   担当者と相性が合わなければ、代わりのアドバイザーの数が多いので
   担当者の変更は比較的に容易にできる


中小 大手と比べて、登録者集めに苦労している。キャリアが弱い人でも
   サポートを引き受ける傾向がある

   少ない求人の中で、紹介→内定を出そうとするので
   決まった会社に「ねじこもう」とする傾向がある


(4) システム面・連絡

大手 面接の時間調整を専門にする事務アシスタントがいるので、
   連絡は取りやすい

   社内の情報システムが整っているので、人為的な連絡ミスが起きにくい

   個人情報の管理は厳重


中小 情報システムが整っていない会社も


(5)その他

中小 サポートレベルが一定でなく、会社によって当たりはずれがある

   大手では考えられない悪質な行為(書類選考の握りつぶし、個人情報の許可なく
   企業に開示など)があったという声も


という特徴になります。

簡単にいうと

・大手は『求人数が圧倒的に多いので、応募できる弾の数が多い。
 が親身さに欠ける部分もある、システマッチックで、サービス内容が中小に比べ薄くなる可能性。
 効率を優先させる傾向があります」

・中小は『登録者を集めるのに苦労しているので、キャリアが弱い人も
 効率を度外視して、親身になってくれる傾向はある

 求人数が少ないので受けられる会社が少ない、サービスの品質が会社によりけり

 当たりハズレが大きい。売上が小さいので、考えにくい悪質な行為がある可能性
 内定が出た会社に強引にねじ込まれる感もある

という特徴になります。

上の特徴を活かして

『カバーする求人を増やす目的

 希望条件の求人集めや、窓口を1つにする目的で

 実際に応募するのは大手の転職エージェントで

 模擬面接や書類の書き方などを学ぶのは中小で』

というやり方が良いです。

個人的には大手のエージェントでもちゃんとしたアドバイザーであれば、深いキャリアコンサルティングや模擬面接もしてくれるので、良い担当者に当たったのなら、大手のエージェントだけ使うのでも問題ないと思います。

結局「人」がおこなうサービスなので、上の特徴に当てはまらない場合もありえます。
当たりはずれがあります。

大手では、経験が浅くてマッチングが下手で、ちゃんと案件を送れないアドバイザーもいます。
親身にちゃんとやってくれる人もいます。

中小エージェントでも売り上げにつながらないと判断した弱いキャリアの人だと、面談だけして
その後は冷たく一切連絡をしない、という会社もあります。

ですから、活動の最初は1個登録して終わりでなく、複数に登録してみて、まずは相性が合う会社を探すのがいいです。

転職エージェントごとに求める役割を変えて、転職活動をしていくのがおすすめです。