キャリアアドバイザーの性格

○転職エージェントの担当人数は?

大手エージェントの場合は、1人のアドバイザーで100人〜200人くらいだと思います。
200人といっても全員が転職活動をしている訳ではありません。

相談だけの人、転職時期が3か月以上先の人、転職意欲が低い人も担当しています。
アクティブに動いている人は、50人前後だと思います。

あとは、アドバイザーの経験年数によってもちがい
新人や仕事を始めてまだ1年に満たないアドバイザーであれば、担当人数はもっと
少なくなると思います。

中小エージェントの場合は登録者の数も少なくなります。

30〜50人前後の担当をして、そのうち転職活動をして
サポートするのは10〜20人前後くらいだと思われます。

次に在籍するキャリアアドバイザーを
大ざっぱに属性別、タイプ別にわけてみたいと思います。

(1)年齢で分類

1 年齢が若めの兄ちゃん、ネーちゃん

年齢だと20代半ば〜後半くらい
多くは転職エージェント新卒入社で、企業担当を3、4年経験して異動してきた
生え抜き組のアドバイザーだと思います。


2 30代前半〜後半

転職組が多いと思います。転職してこの業界に足を踏み入れた人たちです。
出身業界や経験した仕事は本当に色々です。

新卒入社組でこの年齢だと業界経験は10年以上なので、社歴ではベテラン社員の枠に入ると思います。
(この業界は人の出入りが激しいので、新卒入社組でこの年まで残るのはそんなに多くないです。
6、7年やればそれなりに長く在籍している、と認識されます)


3 40代以降のおっさん、おばちゃん

ほぼ転職組です。新卒組だと社歴20年以上

総じてベテランと呼ばれるアドバイザーです。

転職実績が豊富で、長い経験に裏打ちされたアドバイスができる
担当する登録者が自分より年下なので、ズバズバ言う傾向、尻を叩いてくれる
登録者が悪さをすると、説教されることもありえます


(2)タイプで分類


1 奉仕型アドバイザー 

  成績は中〜低


キャリアカウンセラーの仕事そのものが好きなタイプ

自身のノルマ・成績のことより、転職希望者の満足・親身に相談することに重きを置くタイプ

自身に転職経験があることから、無理に内定先のクロージングを迫ろうとしない
いくら営業が押してきても、離職者が出た悪い噂のある、やばそうな求人は紹介したくない
効率ばかり考えずに、苦労しそうな登録者でも惜しみなくサポートしようとする

担当の転職成功者のお礼のメール、苦労したエピソードにいたく感情移入する

転職エージェントの企業としては、成績が可もなく不可もなくなので
評価されにくいですが、実は登録者にとってはありがたいアドバイザー

僕が登録者ならこのタイプの人に担当してもらいたいです(笑)


2 営業マン型アドバイザー
  成績は高


カウンセラー=営業職としての自覚をもち、どうしたら効率的に登録者の転職を実現させるか
ノルマを達成できるか を考えるタイプ

転職者の希望を聞きつつ、自分がえがいた方向性に、転職希望者を導こう 
もっていこう(=棒線)とする傾向

気が弱い、Mっ気のある登録者とは相性がいい

だがその中で優秀なアドバイザーは決して強引だとは思われない
相手が納得するようなプラン・求人を提案できる

ちょっとブラックな会社でも臆面もなく紹介できる
そのイメージを反証する材料も事前に用意

反面、内定時には、企業側との交渉力を持ちあわせ、タフな交渉もしてくれ頼りになる

苦労しそうな効率の悪い登録者には冷たくなる可能性も



3 データ重視型のアドバイザー

  成績は高〜中

論理性や客観的なデータを大事にするタイプ

業界知識・求人情報はくわしい、地頭もいい。データにもとづいた的確にポイントをとらえた
アドバイスをするので頼りになる印象、キャリアの提案力も持ち合せる

やや人情味に欠け、冷たい印象をもたれる

内定時にはデータにもとづいたクロージングをかけてくる

不安点・懸念点  → 反証できるデータ → 決断をうながす、の流れ 


4 弱っちいアドバイザー

  成績は低

1〜3のどれにも当てはまらないアドバイザー

自身の特徴・キャラ立ちせず、どっちつかず
思考がやや浅い、知識が浅いので、それを紹介案件数の多さで乗り切ろうとする
紹介する求人はがっつり多め。
愛想はいいが思考が浅い系。天然系などもいる。
頑張っているが苦労の割に成績が上がらず、いまいちアドバイザーという職に自信がもてない


○成績優秀なアドバイザーが必ずしも「良いアドバイザー」とはいえない部分もある

社内の評価・ノルマの達成度=顧客満足

でイコールには必ずしもつながらないと思います。

たしかに、転職の成功=最大の顧客満足 とは業界内ではいわれますが

難しいところです。



○転職経験のないアドバイザーはダメなのか

僕個人の意見としては別になくてもいいんじゃないか、と思います。

離婚弁護士が離婚している必要はないですし癌専門の医者が癌にかかって手術された経験が必要か
というと、それと能力には関係ないからです。

ようは、求職者の希望に沿った的確な求人を紹介でき、かつ
ちゃんとその後にナビゲートができさえすれば、転職歴がなくてもやれるからです。

ただし

転職経験があり・出身業界と担当する登録者が同じ なら

IT業界ならIT業界を経験していたアドバイザーの方が、仕事内容の理解は深いと思います。

いくら新卒入社組で机上の知識が充分にあったとしても、「あなた開発現場に足を踏み入れたことあるの?」といわれたらないでしょう。知識だけと・自身の経験があるかないかでは、求職者の置かれた状況を
リアルにちゃんと理解できるのか、という部分があるからです。