転職のリスク

自分が希望していた転職先にうまく決まったからといって
すべてバラ色ではない、と思った方がラクです。

特に会社での人生を短期(1〜2年)と長期で考えた場合(5年以上)
短期ではマイナスなことが多いと思っていた方が楽だと思います。

転職することのリスクは、大きく

(1)人間関係
(2)仕事、実績の面
(3)予期せぬトラブル

の3つがあります。


(1)人間関係

1 入ってみないとどんな社員がいるか、同僚なのか分からない

2 入社して働き始めると最初はよそ者だと思われて、どこかよそよそしい態度で周りの社員に接せられる

3 イチから社内の人脈をつくらないといけない

4 体育会系、軍隊っぽいなど、独特な社内文化がある可能性


があります。

【1と2】

僕も転職を1度経験しているので分かりますが、転職した初めの時期は、

イメージとしては、小学校のクラスに新しい転校生が来て、まだ周りの友達と慣れていない、といった状況でしょうか

周りの同僚の性格、どんな人か分からないので孤独感というか
「未知なものへの漠然とした不安」といってもいいでしょう。

これについては、最初は大変かもしれませんが毎日同僚と過ごしていたり、数回飲みに行けば打ち解けてどんな性格の人か分かってきますので

ある程度は時間の経過が解決すると思います。


また新しい会社に入ってみたら、

・社員同士で仲がいい悪いの派閥がある
・ワガママ、空気が読めない人がいて職場の空気が最悪だった

という可能性もあります。

仲がいい悪い人がいる、というのはたとえば

ママさんの習い事、学校のクラス、合コンなど

仕事以外の「2人以上の人間が集まれば」

どこででもおきますので、これも新しい転職先がどうなっているか
というのを気にしていても仕方ないと思います。

「仕事=お金をもらう」と考えれば好き嫌いだけで決められませんし、嫌な同僚とも付き合っていかないといけないのが仕事と割り切りましょう。


【3】会社内の関連部署の同僚との人間関係はイチから構築し直し


まれなケースをのぞいて、仕事は「おなじ部や課以外の、社内の他の部署」とやり取りが必要だと思います。

あなたが営業の仕事をしていたとしたら

経費の計算で経理部とやり取り

営業の受注システムではシステム部と連絡が

メーカーの営業なら技術系の開発部門と

と1人だけで仕事が完結することはまれで社内の色んな人との関わりが必要です。

新しい転職先ですと、この関連部門の同僚との人間関係もイチから作っていかないといけません。

「社外と同じくらい社内営業も大事」になる会社もあります。

おなじ部署の社員以外にも気を使わないといけない、人間関係をつくっていかないといけないです。



【仕事や実績の面】で転職をすることにもリスクがあります。


1 新しい会社の仕事に慣れるのにも自分が想像していた以上に時間がかかる

2 社内、取引先から評価をイチから得ないといけない

3 自分が転職でアピールした能力とちがって、大幅に下回った実績の場合に
試用期間で切られる可能性がある

4 希望した仕事がすぐにやれるとは限らない


というリスクがあることを知っておきましょう。


1については、たとえば


自分が経験していた仕事が営業事務で

転職がきまった新しい会社の仕事もおなじ営業事務だったとしても、です。

例をいうと

前の会社とは、営業の受注システムがちがって、イチから入力の仕方を覚える必要があったり

そもそも会社で販売している商品の品番を新しく理解しないといけない

細かいところだと、このお客さんは「この部分にすごいうるさいから注意しないといけない」

「このミスをしたら取引停止になるから絶対に間違っていけない」

とたくさんの新しく覚えることがあります。


「同じ営業事務に転職できたから楽勝じゃん!」などとは考えずに新しい職場に仕事の面で慣れるのには少し時間がかかると考えておいた方がラクです。


2の「社内、取引先から評価をゼロから得ないといけない」というのは


たとえ前の会社で「社内でエース、優秀な社員」と思われていたとしても

新しい転職先では、そんな評価は分かりませんので

ゼロから実績を積み上げて、どのくらいの仕事ぶりなのかを周りに認めさせる必要があります。

ここも前の会社であればすでに社内の評価は良いにせよ、悪いにせよ
もっていますので、ゼロから作る必要はなく気苦労はありません。

転職した当初は、周りの同僚は

「新しい社員が来たんだ〜、使える人か使えない人かお手並み拝見」といった感じで
口に出して言わないまでも、内心は見ていることを忘れないようにしましょう。


あまりに仕事ができない人、と思われると自分の評判が落ちます。

転職がきまって半年から1年くらいの期間は 

前の会社の1.5倍くらい気を使いながら仕事を頑張る必要がある意味で、疲れるかもしれません。