キャリアの棚卸し

キャリアの棚卸しが終わったら今度は

1 自分のキャリアの核
2 ウリになる点
3 できること

終わったら

やりたいこと
 ↑↓

1番と2番 さらに転職市場の動向、自分の市場価値 

を比較して、そのやりたい業界・仕事に進めそうかどうか

を考えます。(→分からない人は転職エージェントで「私の経験で、○○業界に
進めますでしょうか?」と相談してみるのがおススメです)


1は棚卸しで作成した自分の業務経験のデータをもとに

・経験年数
・どの年齢で経験したか
・上げた成果

で何をキャリアの核にするかを考えます。

たとえば

1社目 店舗運営スタッフ  1年
2社目 証券の営業     5年
3社目 保険の営業     2年

という経験の方がいたとします。

2社目の証券会社の営業が1番経験が長くメインキャリアとなるでしょう。

もしくは今勤めているので、直近の保険の営業でもいいです。

最初の店舗スタッフは

1年しか経験がないのと、職に離れてから7年間、経過しているので
ここの業界に戻ろうとする場合、面接の際にはかなり突っ込まれるのと
それを打ち超えるきちんとした転職理由が必要になります。

職種の異動が多い職場で

3年間  経理
2年間  営業
2年間  システム部門

と経験した場合は、今の年齢(若いほどいい)と経験年数のバランスで
もちろん3年だけ経験した経理に転職がきくケースもあります。


2 ウリになる点

これは棚卸しで作った大枠の業務経験の中で、さらに数字でアピールできる
成果を探す作業になります。

抜き出す項目の見つけ方はこれから話すやり方の他に

→感情ベースで探す方法
→減らした・増やしたで探す

などがあります。

職場では活躍していないから何も強みはない、という人は

(1)(自分が主体となって)始めたこと
(2)やめたこと
(3)改善したこと

でも探してみてください。


(2)は、例えば

(3)は

自分で自分の行動を改善した経験でも大丈夫です。


3のできることは、現実的な線で、仕事を探すプロセスです。

・同業界同職種 
・異業界同職種
・未経験なら  Aの4つの軸で探す
・会社のステージで探す
・まったくの未経験に応募

を参考にしてください。


面接では、「業務経験+人物面」で評価されます。
長所やウリをきちんとアピールすることは、人物面での印象を左右します。

「仕事のスタンスや取り組む姿勢」で

「この人はまじめにやりそう」「根性がありそう」

といった好印象が決め手となって、採用されるのも少なくありません。

業務面のスキルはもちろん合っているのが大切なのですが、

機械でなく人間同士が一緒になって働くので、「この人と一緒に働いても大丈夫か」という人柄や人物面が良いか悪いかという印象も合否にかなり左右しているのです。

大事だと思われる長所になりうるポータブルスキルの主だったものを下で説明します。


・責任感

自分の業務に対してや、たとえ嫌なことがあっても、うまくいかなくとも最後まできちんと
責任をもってやり遂げたか


・協調性、調整力

自分以外の社員(同じ部署、他の部署)や社外の人間とうまくやっていく能力
社内外の人間と、利害や業務を調整してうまく業務を進めていくスキル
特に日本の文化的に、ここは他国にくらべると重視される傾向にあるように思います。


・達成意欲

目標に対して、どのくらいの強さで達成しようとしているか
またどのくらいの数字で達成したか


・推進力

同じ目標を複数人で協力して、進めていけているか


・時間管理、コスト削減

時間やコストの無駄を削ろうとする意識
時間を費やすことは、お金がかかっているという考えで、効率化しようとしているか
コストを減らす点を見つけられるか、減らす工夫をしてるか


・問題解決

問題となっている事象を見つけ、どのように解決したか


・自己啓発

常に自分を高めようとする意識です。公私問わず、積極的に能力向上ために、何かを勉強したり取り組んでいるか


棚卸しは他社評価も取り入れる


ここまで棚卸しは「自分の評価」でおこないました。
「他社評価」の視点でもチェックをかけましょう。

こちらは第2新卒の若めの人の分析法です。

自分だけの評価で終わってしまうと、それが企業でも同じくらいに
評価してもらえればいいですが、そこまで高く見てもらえなければ
アピールの失敗に終わってしまいます。

自分と他者の評価のズレをなくす目的です。


・自分が得意と思っている業務内容は、他者からみて同じような高さで評価されていたか?

・あまり得意じゃないな、と思ったことが意外に周りから評価されていなかったか?

・仕事ではどんなことを褒めらることが多かったか?

・仕事中に自分の性格や特徴でどこを褒められてきたか?

・他人からみて自分はどんな人だと思われているか?


を問い直してみましょう。

ここを振り返ってみて、自分がやりたい、得意だと思っている点と
他者から評価を受けている点に、ちがいがある人もいるかもしれません。

自分では特に何も意識していなかった点、不得意なことが、周りからは高評価である
という点があるかもしれません。

今は経理として働くJさんは、細かい処理が得意でミスも少なく分析能力があり
周りとの協調性もあって、経理部内での評価も高いです。

しかしもとの希望は営業職で、お客さんとバンバン商談をすることを希望していました。

彼女や友達からの評価で、「優しいから断られるとへこみそう、相手の立場で考えてしまい過ぎそう」と言われたのを思い出しました。

営業ではことの大小はあれど、自社の利益のために、お客さん視点にややずらして
押して売らないといけない場面がままあります。

ここでJさんはお客さんのことを考えすぎてしまい、悩みを抱え過ぎてしまう
のではないか、と思いました。

他者の評価の視点を入れることで、現在の経理職での勤務を続けることを、改めて考えるようになることもあるでしょう。